今回は、韓国留学の特徴や注意点についてご紹介していきます。
近年、韓国ドラマやK-POPの流行と共に、日本からの留学先の中でも、高い人気を誇る韓国。特に、ソウルや釜山などは複数の都市に数多くの語学堂や受け入てくれる大学があるため、留学生の学習受け入れ環境が整っています。
しかし、「実際に留学までして本格的に勉強するのはどうなのかな…」「日本国内での就職の際にメリットにならないかも…」と悩んでしまう方も多いかと思います。
そこで、実際に韓国へ留学経験のある私が、韓国留学の特徴や注意点について紹介。ぜひ、この記事を参考にしていただき、韓国留学をしたいと思うかどうかを確かめてみてくださいね!
目次
韓国留学はおすすめできる?【結論】
結論、韓国留学は、韓国文化や語学に関心がある方にはおすすめできます!
私は学生時代に半年間、韓国留学に行ったことで韓国語の会話が上達し仕事でも生かすことができました。
また、初めての一人暮らしを体験したことにより、異国の地でサバイバルスキルを身につけることもでき、社会人の生活に生かしています。
その他にも、韓国留学を通じて現地の友人だけでなく、他国の留学生の友人がたくさんできたことなどが留学して良かったメリットとして挙げられます。
また、韓国は日本との距離が近いですし、コンビニやスーパーなどは日本と同じようにあるなど共通点も多く、初めて留学を考えている方にもおすすめです。
韓国留学がおすすめできる3つの特徴
ここからは、韓国留学がおすすめできる3つの特徴について紹介していきます。
私自身の留学経験を通じて感じるポイントも踏まえて紹介していくので、順にチェックしていきましょう。
- 大学附属の語学堂が多く、学内の留学生支援設備が整っている
- 留学生同士の国籍や年齢が幅広く、現地だけでなく各国の留学生と知り合える
- 奨学金の制度が多く、受け取れるチャンスが多い
1.大学附属の語学堂が多く、学内の留学生支援設備が整っている
1つ目は「大学附属の語学堂が多く、学内の留学生支援設備が整っている」ことで充実した学校生活を送ることができます。
ソウル市内の大学の半数以上が、附属の語学堂を併設しています。そのため、受講生のレベルによりますが、現地の大学生に混じって授業を受けることなども可能です。
学校の授業に参加するとなると、現地の学生と同様にサークルやイベントに参加する機会も多く用意されている為、必然的に話さないといけない場面が多く設定されており「話す力」を養うことができます。
また、語学学校をはじめとした韓国留学で通う学校では、教材やカリキュラムも充実しており、授業中は学生に「積極性」が求められます。
私自身、日本の大学と同様に、座学での授業での授業をイメージして留学に行きましたが、
大きく異なりました。前に出てプレゼンをする授業、複数の学生とディスカッションをする授業などが大半で、積極性を求められると同時に、自然と「話す力」が身に付くような仕組みとなっていることを感じました。
上記のような体験は韓国留学に行ってみないと経験できないものです。
また、韓国の語学堂では、留学生をサポートしてくれる施設・設備が整っていて、授業に限らず生活面においても手厚くサポートしてくれます。留学生をサポートしてくれる施設は、主に「留学生支援センター」や、「留学生サポート窓口」と名称がついている場合が多く、中には日本人の支援員さんが在籍していることもあるようです。
私は大学の交換留学制度を利用して韓国の大学に留学をしました。私の留学先では、日本語のできる韓国の支援員さんが在籍しており、生活に関わることを相談しに足を運ぶこともありました。
留学期間中は、携帯電話の開通や銀行口座の開設など、どうしても事前準備だけではなく、
現地の方の知識やサポートが必要なことが発生します。そのため、留学生のサポート体制が整っている語学堂を選ぶという選択も視野に入れておくことをおすすめします。
2.留学生同士の国籍や年齢が幅広く、現地だけでなく各国の留学生と知り合える
2つ目は「留学生同士の国籍や年齢が幅広く、現地だけでなく各国の留学生と知り合える」ことです。
私は大学の交換留学制度を利用して、韓国の大学に留学をしました。私が留学先を決める際は、「日本人の割合が少ない学校に行くこと」を希望していました。なぜなら、「限られた時間でできる限り語学を上達させる!」という目標があったからです。
留学してみると、私が通った学校で日本人は、同じ大学から送り出されたもう1人のみで、
その他の留学生の出身国は様々で、偏りなく編成されていました。
年齢は、平均すると20〜22歳が多かったものの、自国で教員をしていらっしゃる方や、
会社を経営していらっしゃる方など、職業や年齢も様々。韓国語を通じてコミュニケーションを取り合うしかないため、話したいという想いが強くなるほど勉強に身が入るという好循環が生まれました。
出身国の魅力を紹介し合うプレゼンの機会や、各国の郷土料理を提供し合う場も多くあり、韓国だけではなく、色々な友人ができたことは韓国留学をした大きな財産になったと感じています。
3.奨学金の制度が多く、受け取れるチャンスが多い
3つ目は、「奨学金制度が多く、受け取れるチャンスが多い」こと。
留学するためには、学校に支払う授業料や教材費の他、その他アクティビティにかかる交際費の負担などは大きいです。そのため、「留学は高いので難しい…」と諦めてしまう方が多いのですが、韓国留学では学校や語学堂ごとに奨学金制度が豊富に用意されています。
実際に「現地に行って奨学金を受け取ったので授業料が余った」という話を度々耳にすることもありました。
奨学金によって内容は異なりますが、成績優秀者には、返済不要で奨学金を30%〜100%支給するケースもあり、前期分の授業料は支払ったものの、後期の授業料は払わなくてよくなったなどというケースもあるのです。
私もその一人で、奨学金制度により、留学期間中に授業料を半額返してもらうことができました。奨学金制度を設けることにより、勉強に対する士気が上がるのも感じましたし、何より、勉強に対して目標ができるので頑張ろうという意識が生じます。
しかし、受け取れる奨学金に関しては、留学先のある地域や自治体の方針と関連し、大学のルールに則って変わるので、留学前にしっかり調べておきましょう。
韓国留学を行う際の3つの注意点
ここまで、韓国留学がおすすめできる点をいくつかの特徴を元に話してきました。
これからは、韓国留学を本格的に考えている方に向けて韓国留学をする際の注意点を私の経験談を元にお伝えしていきます。
順にチェックしていきましょう。
- 目的を明確にすること
- 異国で生活しているという意識を持つこと
- 金銭的に余裕のある状態で渡航すること
1.目的を明確にすること
1つ目は、「目的を明確にする」ということ。
勉強目的での留学が多いかと思いますが、目的が明確でないと、その他の誘惑に負けてしまうケースもあります。
そうならないためにも「自分は、なんのために韓国に留学をするのか。」「そしてその目的を達成したら何をしたいのか。」など、このように思いつくだけ、目的を書き出して可視化することがおすすめです。
私の留学期間中も、現地ではありとあらゆる誘惑が待っていました。
その度に「1日くらい学校を休んでも大丈夫かな」、「お金が足りなくなりそうだからアルバイトの時間を増やしたいな」と言ったように、韓国での生活に慣れてしまうのは危険。より日々の生活を充実したものにするため、アルバイトや旅行、デートが生活の中心となってしまい、学校生活から遠ざかってしまうというケースも多々ありました。
留学は、自己投資の期間であると考え、自分の夢や目標に向かって時間とお金を費やすようにしましょう。
2.異国で生活しているという意識を持つこと
2つ目は、「異国で生活しているという意識を持つ」ことです。
日本と近い国であるとは言え、必ずしも日本と同じように生活しても安全とは限りません。
夜遅くに女性が一人で暗い道を歩くことは危ないですし、荷物を持たずに席を開けることも危険です。また、韓国のお酒は度数も高く、強いものが多いです。お酒に弱い人であれば、勧められても断る、もしくは少量に自制するようにしましょう。
酔っ払って意識を失い、目が覚めたら財布の中のお金を全て取られてしまっていた、という話は留学期間中によく耳にしました。
日本では当たり前のことであっても、一歩外に出たらその「当たり前」は通用しないと考えて慎重な行動を心がけましょう。
3.金銭的に余裕のある状態で渡航すること
3つ目の注意点は「金銭的に余裕のある状態で渡航する」こと。
留学に行く際に、「現地でアルバイトすれば良い」という考えは持たない方が安全です。まずは、語学の勉強に集中できるだけの費用は持っていくことをおすすめします。
韓国では、複数人でご飯を食べる文化が浸透しているため、日本にいる時よりも交際費がかかります。私の留学期間中は、一人でご飯を食べたと記憶しているのは、1日の中でも「朝」のみで、ランチと夕飯は誰かしらと外食をしていました。それを知らずに、食事分を節約する前提で来ていた友人は、休日にアルバイトをするなど、現地で工面していました。
長期留学であれば、勉強も兼ねてアルバイトを予定するのもありかと思いますが、短期留学の場合は、できる限り自分が設定した目的に向かって有意義に過ごす方が良いですよね。
また、授業でのプレゼン準備や課題のレポート作成など、自主学習に費やす時間も多く発生します。金銭的にある程度の余裕を持っていくことによって、精神的にも安心して勉強に身が入る部分は確実にあると思います。
上記のことからも金銭面では、余裕を持っていくことがおすすめです。
まとめ:韓国留学はおすすめなことばかり!注意点を踏まえて検討を!
今回の記事では、韓国留学のおすすめできる点をいくつかご紹介しました。
韓国留学に興味はあるけど、躊躇している方は、今回の記事を参考に検討していただけたらと思います。
私自身は、韓国留学を通じて一回りも二回りも成長できたと感じているので、チャレンジしてみるのは非常におすすめです。
大学生の方であれば、通学している大学に韓国との提携留学先がないか、確認してみましょう。提携先同士の交換留学であれば、送り出す人数が限られている場合が多く、学内選考の時期も決まっているので、まずは、学内の国際交流センターに行って、話を聞いてみるのも良いですね。
その他、ご自身の通学している大学に韓国の大学に提携先がない場合や、社会人での韓国留学を検討している方は、一度留学エージェントに相談しに行くという方法もぜひ検討してみてください。
1週間〜の短期留学の手配をしているエージェントもあるので、気軽に相談してみましょう。
また、韓国留学をする際には基礎韓国語は勉強しておくことをおすすめします。留学期間を最大限に有効活用するには日本で出来る韓国語学習は事前にしておくべきで、基礎があることで韓国生活も有意義なものになります。
韓国語を低価格で手軽に学べるオンライン韓国語スクールは以下でまとめているのでぜひチェックしてみてください!オンラインでもレッスン受講をすることが可能です!
また、留学する際はエージェントへ相談するのがおすすめ。準備をきちんと行うために一度以下の記事もみてみましょう。
その他、Korean Withでは韓国留学に関する記事を用意しています。留学準備を進めるためにも以下の情報もチェックしてみましょう!