韓国語を学習していると、同じ学習方法に飽きてしまい、もっと楽しく学習できたらいいなと思うことはないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、韓国語の絵本を使った学習です!
韓国語の絵本学習は、可愛いイラストと共に楽しく韓国語のリーディングスキルをアップさせることができるおすすめの学習法です。
韓国語初心者が絵本で勉強をするべき3つの理由
韓国語学習におすすめの絵本を紹介する前に、韓国語初心者が絵本で勉強をするべき理由を解説していきます。
まずは勉強する理由を知ってからの方が正しく取り組むことができますね。
具体的には次の3つの理由です。
- 理由1.絵本にはイラストがあるため、分からない韓国語が出てきても理解しやすい
- 理由2.子ども向けの絵本は、韓国語初心者でも読みやすい
- 理由3.絵本にはテキストにない表現がでてくるため、語彙力や表現力が上がる
理由1.絵本にはイラストがあるため、分からない韓国語が出てきても理解しやすい
韓国の子ども達も私達日本人の韓国語学習者と同じく、知識が全くないゼロから韓国語を学びますよね!
子ども向けの絵本レベルの韓国語は覚えやすい優しい単語が多く、分からない言葉があってもイラストで理解しやすいという特徴があります。
大人になって読む絵本はまた、イラストでもほっこりとし、子どもの頃の純粋な心を思い出すこともでき新鮮な気持ちになれることでしょう。
そのため、韓国語の絵本を読む学習を取り入れてみることはおすすめです。
理由2.子ども向けの絵本は、韓国語初心者でも読みやすい
韓国語を学びはじめてまもない頃に、長文の韓国語を読もうとしても疲れてしまい、継続して読むことが難しくなってしまうこともありますよね。
韓国語の絵本は、自分の韓国語レベルに合うものを選ぶことで初心者の方でも継続して学習しやすくなります。
まずは短文で簡単な絵本から読み始めることで基礎からレベルを上げていくことができます。
短文の絵本であれば、何度も繰り返し読むこともでき、音読もあっという間にできてしまうはず!リーディングだけでなく、発音やスピーキングの練習にもなるので、韓国語の絵本を学習に取り入れるのがおすすめです。
理由3.絵本にはテキストにない表現がでてくるため、語彙力や表現力が上がる
本をたくさん読むことで語彙力が上がるのは、日本語でも一緒ですよね!そのため、絵本にはテキストにない表現がでてくるため、語彙力や表現力を鍛えることができます。
韓国語の絵本には、リズムよくオノマトペもでてくるので、テキストとはまた違った表現力を身につけることができますね。
また、絵本ならではの比喩表現も面白く勉強になるため、韓国語の絵本を使った学習方法はおすすめだと言えるでしょう。
韓国語・ハングルが学べるおすすめの絵本【レベル別7選】
韓国語初心者が絵本で勉強をするべき3つの理由を紹介しましたが、ここからは実際にどんな絵本があるのかチェックしていきましょう。
今回は、日本で購入可能なおすすめ絵本を韓国語レベル別に7冊ご紹介します。
韓国語超初心者向けの絵本3選【難易度:易しい】
まず初めに、韓国語超初心者向けの絵本を紹介します。
- りんごがドスーン
- いいじゃん
- シッケ
文字数も少なく簡単な単語で構成されている幼児向けの絵本は、ハングルを覚えたての方や韓国語を勉強し始めてまもない方でも、読みやすいためおすすめです。
「りんごがドスーン」著:多田 ヒロシ
「りんごがドスーン」は日本人作家の多田ヒロシさんの作品を韓国語訳した絵本。
野原に大きなりんごが落ちてきて、続々と動物たちが集まり、みんなで仲良くモグモグ。みんなで食べてようやくなくなるほどの大きなりんごは最後に違う用途で動物たちを助けることになります。
この本は「むしゃむしゃ」「モグモグ」など食べてる音が可愛く、ほのぼのとしている絵本。
イラストが多く、文字数が少ないため、韓国語超初心者の方にとてもおすすめの絵本です。
「いいじゃん」著:チェ・スッキ
表紙の可愛い女の子が印象的な「いいじゃん」は韓国でベストセラーとなった絵本。
韓国の小学1年生の教科書にも載るほどの人気作品で、韓国語学習者が選ぶ、韓国の絵本1冊目になることも多いです。
「あなたに短所があってもいいじゃん!!」そう思わせてくれる温かい内容の作品。
「みんな違ってみんな良い」そんなメッセージが込められている幼児向けの絵本ですが、イラストが可愛く、部屋に飾っておきたくなる一冊です。
「シッケ」著:チョン・ミジン& ミン・スンジ
人気作家のチョン・ミジンさんとイラスト家のミン・スンジさんが共同制作された、涼しくて甘いお米(甘酒)の話。
韓国語の「シッケ」とは、日本でいう甘酒のこと。
甘酒の中のお米がどうやって生きているのか
たくさんのオノマトペをいれて、可愛く書いた絵本です。
イラストのお米たちが可愛いく描かれていて、癒されながら微笑ましく読める1冊となっています。
韓国語超初心者向けの絵本4選【難易度:普通】
韓国語超初心者向けでも文章が少し長めの絵本が読みたいという方は、次に紹介する絵本が良いでしょう。
- LOVE IS… 穏やかで愛しくてだから 1
- 100万回生きたねこ
- あめだま
- 月のシャーベット
少し難しい単語も出てくる本になってくるので、分からない単語は調べながら読み進めることをおすすめします。
エッセイ 「LOVE IS… 穏やかで愛しくてだから 1」著:Puuung
この本はイラストを主とした短編エッセイ集です。
心温まる恋人たちの日常を切り取った作品集となっており、大人のための絵本といってもいいでしょう。
イ・ジョンソク&ハン・ヒョジュ出演の韓国ドラマ「W−二つの世界」のシーンに登場し、話題にもなったこのエッセイは韓国でも、大人気作品となっています。
イラストに対して短い文章で幸せを綴っており、この本を読めばほっこりとする暖かい時間が過ごせます。
子ども向けの絵本ではなく、たまにはエッセイで韓国語学習をしたいと考えている方におすすめです。
「100万回生きたねこ」著:佐野 洋子
日本の大ヒット絵本、100万回生きたねこの韓国語バージョン。
100万回生きたねこは、子どもも大人も楽しめる本として絵本の名作といわれている作品です。
主人公の猫は、100万回生まれかわっては、様々な飼い主のもとで死んでゆく。
猫が亡くなった際、100万人の飼い主は悲しんでいたが、猫はまったく悲しまなかった。その理由は、猫は自分しか愛していなかったからだ。しかしその後、猫が悲しみ、100万回泣き続ける出来事が起こる。猫は100万回目の人生をどのように終えるのだろうか。
読むたびに最後は違う感情になると言われており、大人向けしても人気のある絵本。
何度読んでも飽きないので、韓国語のリーディング学習におすすめです。
「あめだま」著:ペク・ヒナ
あめだまは韓国で大人気の絵本作家「ペク・ヒナ」さんの代表作。
「ペク・ヒナ」さんは2020年に絵本界のノーベル賞とも言われているリンドグレーン賞を受賞し、世界中からも大注目な作家さん。
食べると周りの心の声が聞こえるという不思議なあめだまを手に入れた主人公の男の子。あめだまを通して周囲の愛に気づいたとき、ひとりぼっちの少年におとずれた変化とは? 心あたたまる成長の物語。
対象年齢が4歳からの絵本になるので、韓国語超初心者の方には少し難しめの本となりますが、これからレベルを上げていきたいと考えている方にはとてもおすすめです。
「月のシャーベット」著:ペク・ヒナ
月のシャーベットもあめだまと同じく「ペク・ヒナ」さんのファンタジー作品。
ある真夏の夜のこと。あまりにも暑すぎて、ついに、お月さんがとけだした。おばあさんは溶け出したしずくを受け止め、ひんやりあまいシャーベットをつくります。
独特な絵風と手書きのハングルが人気の理由にもあり、購入した方の口コミも非常に高い絵本。
ペク・ヒナさんの絵本の独特なファンタジーな世界観にハマってしまい、他の作品も揃えている方が多いようです。
子ども向けの絵本とはいえ、大人が読んでも面白いと言われているペクヒナさんの作品は他にも沢山あります。
日本語訳されている絵本も発売されているので、まだハングルで読む自信がない方は、試しに日本語版を買ってみてくださいね。
韓国語の絵本を活用した勉強を解説
ここまで、韓国語初心者におすすめのレベル別絵本を紹介しましたが自分に合ったものは見つかりましたでしょうか。
ここでは、実際に韓国語絵本を使ってどのように学習として活用していくのか韓国語学習者の私が解説していきます!
- 1.絵本を読み進め、分からない単語があったら調べる
- 2.スラスラと読めるようになるまで、音読をしてみる
- 3.絵本の中で好きな部分を書き写してみる
1.絵本を読み進め、分からない単語があったら調べる
絵本のなかに分からない単語があったら、すぐにネットで調べることをおすすめします。
絵本にはイラストがあるので、調べずになんとなくの想像で、単語の意味がわかってしまうことが多いです。
しかし本当にその意味があっているのか、その単語は他にどのような使い方ができるのか、調べるという行動が単語を覚えるきっかけに繋がります。
2.スラスラと読めるようになるまで、音読をしてみる
絵本はページ数が少ないため、繰り返し読んでいると内容を覚えることができますよね。
1冊の本の音読がスラスラできるようになれば、リーディングスキルのアップにも繋がり、きっと自信になるはず。
音読用の本は長すぎず、短すぎない文章の本がおすすめです。
3.絵本の中で好きな部分を書き写してみる
お気に入りの絵本ができたら、あなたのお気に入りの部分を韓国語で書き写してみましょう。
書くことで記憶にも残りやすく、ハングルを書く練習や文章を書く練習にもなるのでおすすめです。
お気に入りのフレーズをぜひ見つけてみてくださいね!
まとめ:あなたの韓国語学習に絵本学習を取り入れてみて
今回は日本でも手に入れることができる韓国の絵本を紹介しました。
まずは、日本で購入できる絵本の中から、お気に入りの一冊を見つけましょう。
絵本やエッセイでの韓国語学習に一度ハマると、どんどんと韓国語の絵本を集めたくなってしまうはず。
また、韓国では最近イラスト中心のエッセイ集が流行っており、絵本のように短い文章で読むことのできる本が多いです。
エッセイを日本から購入することは難しいですが、韓国に行った際には、本屋さんにもぜひ足を運んでみてくださいね。
テキスト勉強だけでは、飽きがちな韓国語学習に楽しく学べる、絵本学習をぜひ取り入れてみてください!
また、韓国語を効率よく上達したいのであれば教室に通うのもおすすめ!韓国語教室は1回550円と低価格な料金で学べるところやオンラインで学べるところも多いため興味がある方は一度チェックしてみると良いでしょう!