近年、韓国ブームということもあり、韓国に興味を持ち始めて語学留学を考えている人も増えてきました。またお隣の国ということもあり、短期間でも気軽に留学に行けるイメージもありますよね!
このような理由もあり、韓国留学は短期で行ける留学先として人気です。韓国の短期留学の期間は、1週間程度から〜半年くらいまで様々ありますが、今回は3ヶ月の留学について、かかる費用と期待できる学習効果を解説していきます。
韓国へ3ヶ月の留学を検討している方は、きっと役に立つはずです!ぜひこの記事を最後まで読んで、留学準備の参考にしてみてくださいね。
目次
3ヶ月の韓国留学で期待できる3つの学習効果
ここでは、3ヶ月の留学で期待できる学習効果を解説します。
3ヶ月の韓国留学ですと、長期留学に比べて「学べることは限られてるのではないか」「3ヶ月で韓国語が理解できるようになるのか」と心配される方もいるのではないでしょうか?
しかし、3ヶ月の韓国留学でもしっかり韓国語が身に付くようなコースを開講している大学付属の語学堂や、民間が運営する語学学校は多くあります。
3ヶ月でも学習効果を得られるようにレベル別のプログラムが組まれていますので、真面目に勉強すれば語学力のスキルアップは十分可能です。
以下で、「3ヶ月の韓国留学で得られる学習効果を具体的に解説していきますね。
- リスニング力が鍛えられる
- 正しい発音が身に付く
- 実践的な韓国語が使えるようになる
1.リスニング力が鍛えられる
まずはリスニング力が鍛えられることです。
日本で生活しながら韓国語を学ぶこととは違い、当たり前ですが韓国に行けば生活において全て韓国語です。常にネイティブの韓国語を聞きながら生活するので、1年も毎日聞いていれば韓国語に自然と耳が慣れてきます。
最初は何を言ってるか分からなくても繰り返し聞くフレーズ、よく使う簡単な単語などは1ヶ月経った頃から十分に聞き取れるようになるでしょう。留学においては、リスニング力が一番早く学習効果を感じられると思いますよ。
授業で先生が話す言葉や生活の中でたくさん韓国語に耳を傾けて、意識的に韓国語を聞いてみてくださいね。
2.正しい発音が身に付く
次は、正しい春音が身に付くことです。
韓国語は発音変化が多く、日本人特有のカタカナ韓国語や母音や子音、発音変化した正しい発音をしないと、通じないことが結構あります。
授業をはじめ、留学中は正しい発音で韓国語を使わないといけません。日本で勉強しているときよりも一層、発音の仕方に気を付けるようになり、少しずつカタカナ韓国語から正しい韓国語の発音が身に付くでしょう。3ヶ月の留学中は積極的に韓国語を使って会話してみることを心がけてください。
韓国語学習者の中でもよく聞く話ですが、韓国のソウル地名「신촌」(シンチョン)という若者が多く集まる街と「신천」(シンチョン)というグルメスポットの街があります。
カタカナで書くと「シンチョン」なので日本人はこの「신촌」と「신천」の発音が何度聞いても区別できない人が多く、発音もなかなか通じません。タクシー運転手に通じず、目的地に着かなかったという話も聞いたことがあります。
このように日本にはない発音も韓国語にはたくさんあるので、生活の中で意識的に使ってみましょう。微妙な発音の違いなどが区別できるようになり、ネイティブのような発音ができるようになりますよ。
3.実践的な韓国語が使えるようになる
最後は実践的な韓国語が使えるようになることです。
韓国語は書き言葉と話し言葉が違うことが多く、「신조어」(新造語)と呼ばれるスラングや略語がとても多いのです。
教科書、学習書の単語や文法は時代によってそれほど変化はないですが、言葉は時代と共に変化していくので、昔からある教科書に沿った韓国語だと試験や新聞、文章で使う場合は良いですが、会話では硬くなりすぎることもあります。
留学中は自然な会話を生活の中で取り入れることができるので、教科書に載っていない軽いコミュニケーションの中から、チャットなどで使えるカジュアルな表現も覚えられるでしょう。
3ヶ月の留学中にたくさんの生きた韓国語に触れることで、日本では覚えられないような会話で使える実践的なナチュラルな韓国語も使えるようになりますよ。そうすれば韓国人の友達作りにも役立つはずです。
3ヶ月の韓国留学でかかる費用
ここまで、3ヶ月の韓国留学での学習効果について解説してきました。
続いて、1ヶ月〜3ヶ月でどのくらいの費用がかかるのかについてまとめました。費用めんでのイメージが湧くかと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
トータルからお伝えすると、だいたい3ヶ月の韓国留学にかかる費用の相場は、合計35〜75万円程です。
以下でかかる費用を順番に見ていきましょう。
授業料 | 4~10万円程度 |
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居住費 | 5~8万円程度 |
生活費 | 2~4万円程度 |
合計 | 10万~22万円程度 |
1ヶ月の留学では、短期プランやパッケージなどで行くとさらに費用が抑えられるケースが多いです。住む場所も1ヶ月だけワンルームを借りるのはハードルが高いでしょう。寮やコシウォンを検討してみるのがおすすめです。
授業料 | 8~12万円程度 |
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居住費 | 10~15万円程度 |
生活費 | 4~8万円程度 |
合計 | 22万~35万程度 |
2ヶ月の留学でかかる費用は、1ヶ月の留学の約2倍と考えて良いでしょう。しかし、2ヶ月となると生活にも慣れ始めて雑費や交際費も増えてきます。そのようなことも含め多めに予算を組んでおくのも安心ですね。
授業料 | 12~30万円程度 |
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居住費 | 15~24万円程度 |
生活費 | 6~12万円程度 |
合計 | 33〜66万円程度 |
3ヶ月の留学は語学堂の1学期にあたる期間なので留学の期間として、最も一般的な期間として言われています。3ヶ月留学では、語学堂の学期の前後に韓国で過ごす自由な時間が取れるため、時間に余裕ができる分出費も増えるでしょう。やりたいことにお金を使ったり、欲しい物を買いたいですよね。何に使うかしっかり計画して予算を組んでくださいね。
上記はあくまでも目安です。加えて、飛行機代は往復3〜5万程度、海外留学保険料は1〜3万程度、パスポートの申請1〜2万円程もかかってきます。
また、学ぶ学校や住む場所や居住スタイル、時期などでも異なるので、詳細が気になる方は留学エージェントに問い合わせてみるのもおすすめです。
予算に合わせて、様々なプランを提案してくれるでしょう。
3ヶ月の韓国留学で節約して過ごす方法
上記で3ヶ月でかかる留学費用は35〜75万円程とお伝えしましたが、「もう少し安く済ませたい」「できるだけお金をかけたくない」と思う方も多いはず。
ここでは、出発前と出発後に節約できる方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
出発前
出発前に節約する方法の大前提に「留学の目的」を明確にすることが大事になります。「学びたいことは何か」「3ヶ月の留学で得たい事は何か」をしっかり決めてから準備に取り掛かりましょう。
上記でもお伝えしましたが、学校選びや居住先選び、時期などで数十万以上変わります。
では、以下で詳しく解説していきますね。
出発前の節約法【学校選び】
学校を決めるとき、大学付属の語学堂か民間の語学学校の2つから選択しますが、それぞれ学び方や内容、料金は異なります。
学びたい目的や予算を決めて学校選びをしましょう。
費用は、授業時間が長い分「語学堂」が高い傾向なので、授業料を抑えたいのであれば、「語学学校」を選択するのがおすすめ。
語学学校は学費は安いですが、その分授業時間が短いので現地でアルバイトしながら通うことも可能。しかし、実際授業で「やっぱり学びたいことが違った」とならないようにしっかりリサーチが重要です。
出発前の節約法【住む場所のリサーチ】
居住先は最も慎重に選ぶ必要があります。
韓国留学で住むところは寮、コシウォン、ワンルームの大きく3つの種類があり特徴は以下の通りです。
大学に付属されている寮は、ほとんどが大学内や大学から徒歩圏内の場所にあり、韓国の大学生、留学生が利用できます。
食事付きで、比較的値段は安く設定されていて2人部屋に分けられてるところが多いのが特徴。入学手続きの際に、入寮するための申請もできる場合もあるので、寮を検討している方は事前にチェックしましょう。
コシウォンは、勉強と寝泊まりだけの為に作られた3畳程度の部屋です。キッチン、シャワーやトイレは共同なのが一般的。
部屋が狭く、机などの基本的な家具があるところは多いものの、食事はつかないので費用が安く抑えられるのも魅力的です。
ワンルームは、プライベート空間は保たれて快適に生活ができますが、上記の2つに比べ費用がかかるので節約したい方にはおすすめしません。3か月間生活する場所なので、自分の目的に合う環境を選んでくださいね。
居住先に自分でリサーチして手続きすることもできますが、悩んだら留学エージェントにお任せするのもおすすめです。親身になって相談に乗ってくれるはずです。
以下の記事で、おすすめの留学エージェントを紹介しているのでこちらもぜひチェックしてみてくださいね!
出発前の節約法【無駄なものを買わない】
3ヶ月とは言え留学にはお金がかかります。なるべく無駄なものを買わないことが良いでしょう。
留学で必ず必要なものは、パスポート、お金、携帯です。その他衣類や日用品、学習用品は必要最低限で良いでしょう。
韓国は日本と物価もそこまで変わらないですし、何か必要になったら現地で買うこともできます。必要かどうか分からないものをわざわざ日本で買っていくよりかは、韓国で買い物したり観光のお土産も持って帰ってきたいですよね。
スーツケースの中はいっぱいにせず余裕を持って4分の1くらい余白を残すくらいで出発する気持ちで、無駄なものを買って持って行かないようにしましょう。
そうすれば現地で使えるお金も増えますよ。
出発後
出発前の準備でもお金はかかりますが、出発後の現地でもお金はかかりますよね。
以下で、出発後に節約する方法を紹介していくので参考にしてみてくださいね。
出発前の節約法【食費を抑える】
食費に関しても選ぶ学校や居住スタイルで変わりますが、学校の中に食堂があれば食堂を利用することがおすすめです。
韓国の食堂は、値段も安く設定されているので留学生も安心して利用することができます。栄養バランスもとれて食費も抑えられるので一石二鳥です。
また、コシウォンでは、共同のキッチンが完備されているので、自炊が可能です。インスタントラーメンや白ご飯などが無料で提供される場合もあります。
留学生のお財布に優しい施設がさまざま用意されているので、食費を抑えたい方は積極的に利用してみましょう。
外食の場合も日本と相場はそこまで変わりませんが、昔からある食堂や学生向けの安くて美味しいお店もたくさんあるので観光のついでにリサーチも楽しんでみるのもよいでしょう。
出発後の節約法【雑費や交際費を抑える】
雑費や交際費を節約するポイントは「あらかじめ予算を決めること」です。
留学と言えど、買い物もたくさんしたいですし、美味しい物もいっぱい食べたいですよね。節約したいのであればしっかり予算を決めて使うことが良いでしょう。
食費や交通費など必要なお金以外は、「毎週いくらまで」という余裕を持って、使えるお金を決めておくことも大切です。
余談ですが、韓国のセールスプロモーションの「1 + 1」(ワンプラスワン)も節約のためにぜひ利用してみましょう。
1 + 1とは「1つ買うと1つ無料でついてくる」サービスの事で、コンビニやスーパーでは当たり前にあります。中には2 + 1などもあります。1 + 1は主に食料品や消耗品がメインなので留学生活での節約に役立つはずですよ。韓国ならではの節約術も楽しんでみてくださいね。
3ヶ月の韓国留学で準備すべきこと
ここからは3ヶ月の韓国留学で準備するべきものを紹介していきます。
留学が初めての場合は「何を準備すれば良いか分からない」という方も多いでしょう。
以下で、必ず準備しておいた方が良いものをお伝えしますので、ぜひ参考にして韓国留学準備に役立ててみてくださいね。
- 必要な手続きを済ませておく
- 持ち物を確認する
- ハングルは読めるようにする
1.必要な手続きを済ませておく
まずは、留学の際に必要な「パスポート」「携帯のSIMロック解除」「クレジットカード」「海外保険」などの手続きを済ませることです。
留学先の学校や居住先の手続きが終わったら、パスポートの有効期限の確認や現地で携帯が使えるようにSIMロック解除の手続きをしましょう。
また、韓国はキャッシュレス決済が進んでいるため、クレジットカードやデビットカードがあると便利なので一枚作っておくのもおすすめです。
そして、3ヶ月の留学と言えど留学中に何が起こるか分からないので海外保険の加入もしておいた方が安心です。
以下の記事では、韓国留学におすすめの保険を詳しく紹介しています。こちらもチェックしてみてくださいね。
2.持ち物を確認する
次は、持ち物を確認することです。
衣類や日用品は現地でも購入することは可能ですが、どうしても日本から持っていかないといけないものもあると思います。学校で使用するものや、韓国で購入が難しい物は事前に確認しておきましょう。
例えば「常備薬」。留学期間中にいきなり体調を崩すこともあるかもしれません。そんな時のために常備薬を持って行った方が良いでしょう。
韓国で気軽に病院に行くことも難しいですし、薬局で薬も変えますが韓国語に自信がないと薬の種類も分からず不安ですよね。普段から飲んでいる薬は、必ず持っていくようにし、胃腸薬、風邪薬なども持っておくのも安心です。
もう一つ持っていくことをおすすめしたいのが「変換プラグ」。日本の電圧は100V。韓国の電圧は110Vもしくは220Vで、220Vが主流となり、電圧が違います。
したがって携帯電話やノートパソコンなど充電器、ドライヤーなどの日本の電化製品を韓国でそのまま使うことはできませんので変換プラグが必要です。
変換プラグは、韓国でも買うことも可能ですが日本で買う方が安いのと、万が一の充電切れに備えて持っていた方が安心でしょう。
3.ハングルは読めるようにしておく
最後は、ハングルは読めるようにしておくこと。
超初心者であっても留学先の学校でハングル文字から学べますが、やはり留学前に最低限のハングルだけは読めるようにしておいた方が良いでしょう。
日本語はあいうえお、英語はアルファベットをまず覚えることと同じで、韓国語を理解するにあたってはまずハングルを覚えることが基本中の基本で最も重要なことです。
ハングルの読み方を事前に勉強しておけば韓国語の吸収が早く、上達しやすいというメリットもありますし、授業にもすぐ慣れることができるでしょう。
また、文字が読めるだけでも、留学のモチベーションは上がりますよね。基本となる一番肝心なハングルの知識をしっかり理解し、インプットしてから留学に臨んでみてくださいね。
まとめ:韓国留学3ヶ月の費用は35〜75万円程あればOK。自分の予算に合った留学準備をしてみよう!
今回は3ヶ月の韓国留学で必要な費用から学習効果について解説し、記事後半では節約方法や準備すべきものを紹介しました。
3ヶ月の韓国留学では、韓国語力を身につけられること学習効果が期待できることはもちろん、留学でしか味わえない様々な経験や体験が必ず貴重なものになるはずです。
計画的に予算を組んだり事前準備をしっかりして、後悔のない留学にしてくださいね!
3ヶ月の韓国留学ならチャレンジしやすいですし、韓国留学に興味がある方や留学に迷っている方もまずは気軽に3ヶ月の韓国留学を検討してみてはいかがでしょうか?
この記事を参考に、3ヶ月の韓国留学への一歩踏み出すきっかけになれたら嬉しいです!
また、留学前に少しでも韓国語を勉強しておきたいと思っている方は、オンラインレッスンの受講もおすすめです。
オンラインレッスンは移動の手間や場所を選ばずに受講ができるので、忙しい留学準備中も「自宅で空いた時間に韓国語を学びたい」「韓国語教室に通いたいけど時間がなかなか取れない」という方にはぴったりです。
オンラインレッスンは自分でレッスン内容を決められるケースがほとんどなので、留学の目的に合わせた韓国語を学ぶこともできるでしょう。自分の目的に合わせてレッスンが受けられるのは魅力的ですよね。
Korean Withではおすすめのオンライン韓国語スクールを紹介している記事を用意しています。留学前に韓国語を勉強しておきたい方は、ぜひオンライン教室を検討してみましょう。
その他Korean Withでは、留学に関する記事を多数ご用意してますので、ぜひチェックしてみてくださいね。