今回は、韓国語の「カナダラ」の覚え方について徹底解説していきます。
「韓国語を始めてみたい!」「韓国語が理解できるようになりたい!」と思っている方に、まず知っていてほしい韓国語の「カナダラ」。
「カナダラ」はハングルで「가나다라」と書き、日本語の「あかさたな」のことです。要するに「カナダラを覚える」ことは、「ハングルを覚える」ということになります。
英語もアルファベットが分かっていないと使えないのと同様に、韓国語を始めるにあたってはハングルを覚えることが最も重要でカナダラを覚えることは、韓国語を理解するための基本的な知識となるため、韓国語を習得したい方は必ず通らなければならない道なんですね。
そこでこの記事では、カナダラについて詳しい説明からおすすめの覚え方まで徹底解説していきます。
これから韓国語に挑戦したい方、ハングルがなかなか覚えられなくてお悩みの方は必見です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
韓国語のカナダラとは?
ここでは、カナダラ(가나다라)について詳しく解説していきますね。
冒頭でもお伝えしたように「カナダラ(가나다라)」は、ひらがなの「あかさたな」の事を指します。
ひらがなもあ行、か行、さ行と順番があるように、韓国語も가行、나行、사行と順番があるんです。
あいうえお一覧表や辞書を引く際も、あ行から始まり、か行、さ行、た行…と順番は決まってますよね。韓国語も同様に가行から始まり나行、다行、라行…と続いていきます。
子供のころに「あいうえお一覧表」でひらがなを覚えたように、韓国の子供も「カナダラ表(反切表)」でハングルを覚えるところも日本と同じですね。カナダラ(ハングル)覚えてからが、韓国語学習のスタートラインに立つことができます。韓国語の「가나다라」は、しっかりと理解できるまで丁寧にインプットしましょう。
韓国語・基礎知識
カナダラを覚える前にまず、韓国語のハングルの基礎知識をお伝えします。
韓国語(ハングル)は、朝鮮固有の文字で「子音+母音」、「子音+母音+子音(パッチム)」の2パターンの組み合わせで成り立っています。
すなわち、ハングルを読むためには「子音」と「母音」が分からないと「韓国語」を読むことができません。
韓国語の母音と子音は以下の通りです。
- 母音は、右側や下につき、「ㅏ・ㅑ・ㅓ・ㅕ・ㅗ・ㅛ・ㅜ・ㅠ・ㅡ・ㅣ」の10個。
- 合成母音が「ㅐ・ㅒ・ㅔ・ㅖ・ㅘ・ㅙ・ㅚ・ㅝ・ㅞ・ㅟ・ㅢ」の11個。
- 子音の平音は「 ㄱ・ㄴ・ㄷ・ㄹ・ㅁ・ㅂ・ㅅ・ㅇ・ㅈ・ㅎ」の10個。
- 激音「ㅊ・ㅋ・ㅌ・ㅍ」の4個。
- 濃音「ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ」5個。
上記を見ても分かるように、韓国語は母音は基本母音と合成母音を合わせて21個、子音は平音、激音、濃音合わせて19個もあるんです。
日本語は母音5個、子音が19個なのに対し韓国語は音素が多いので、難しいと感じる方も多いでしょう。
しかし、韓国語は日本語のようにひらがな、カタカナ、漢字はないので、ハングルの母音と子音を一度覚えてしまえば全ての韓国語を読むことができます。
韓国語は、ハングルの基礎が何より大切になります。単語や文法、フレーズを覚えることよりもまずは、ハングルの母音と子音の発音、書き方を正確に覚えましょう。
以下の記事では、母音と子音の基礎知識から発音の仕方まで紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
韓国語・カナダラの覚え方
ここからは、カナダラの覚え方について解説していきます。
料理を作るときも材料がないと作れないのと同様、韓国語もカナダラの基礎を身に付けない限りは「話す、聞く、書く、読む」はできません。韓国語をマスターしたいなら必ずカナダラを覚えましょう。
以下で、おすすめの覚え方を紹介しますので自分に合う方法を見つけてみてくださいね。
- カナダラ表を活用する
- ハングルで書く練習
- 何度も読む
- 繰り返し聞く
1.カナダラ表(反切表)を活用する
1つ目は、カナダラ表を活用することです。
カナダラ表とは、日本語の50音にあたる「音節表」(あいうえお一覧表)で、韓国語では「反切表」(반절표:パンジョルピョ)とも言い、母音や子音の組み合わせを一覧で見ることができる表です。
初心者向けの韓国語のテキストや参考書には、必ずカナダラ表が載っていますし、インターネットで簡単にダウンロードもできますので、プリントアウトしていつでも見えるところに貼っておくのもおすすめ。
カナダラ表は、ハングルの組み合わせを覚えられる上に、発音の練習もできるとても良い表なので活用しない手はないです。
ハングルを完璧に覚えて発音できるまでは、カナダラ表を繰り返し何度も見返しましょう。
「発音のローマ字表記があるもの・ないもの」「基本母音・子音しか載ってないもの」などカナダラ表によっては様々なので、自分が見やすく分かりやすい表を選んでみてくださいね。
カナダラ表を使えば全てのハングルが読めるようになりますので、ぜひ活用することをおすすめします。
以下の記事では、カナダラ表(反切表)を紹介しています。ローマ字表記で発音も練習しやすくなっているので、チェックしてみましょう。
2.ハングルで書く練習
2つ目は、ハングルで書く練習です。
まだ、初心者の方はハングルに触れたばかりなので○や□のように記号や暗号に見えてしまう方も少なくないでしょう。
母音も線が1本だったり、2本だったりと形が似ているので、よく見ながら真似して書く練習から始めてみてください。
ハングルを書くためのテキストもあるので、書き順からしっかり覚えて練習したい方は、ドリル形式のテキストを購入するのもおすすめ。
ハングルの形を練習した後は、日本語の単語や自分の名前をハングルで書いてみたり、SNSや看板で見かけた気になるハングルを真似して書いてみるのも良いでしょう。
書いているうちにハングルが身に付き、どんな組み合わせのハングルも読むことができるようになるはずです。本格的な韓国語学習に入る前の準備として、ハングルで書く練習をできるだけたくさんしてみてくださいね。
3.繰り返し聞いて、発音してみる
3つ目は、繰り返し聞いて、発音してみることです。
先ほどもお伝えしたように、韓国語は日本語よりも音素が多いので、日本語にない発音が多く存在します。
例えば、母音だと「オ」という発音。日本語は「オ」と一つだけの表記ですが、韓国語は어・오があり、発音も違います。
子音に関しては、「カ」という発音。日本語では「カ」と1つの表記ですが、韓国語だと가、카、까の3つの発音があります。
この発音の違いも、韓国語に耳が慣れないうちは、微妙な音の違いを聞き分けることは難しいでしょう。しかし、何度も聞いているうちに、少しずつ聞き取ることができるようになるはずです。
聞き取りができるようになった後は、口の開け方や息の出し方を意識して自分で発音してみましょう。
以下の記事で発音の仕方のポイントを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ:カナダラを覚えて、韓国語の勉強を始めてみよう!
今回はカナダラの覚え方について解説してきました。
何度もお伝えしますが、「カナダラ」は韓国語を学習するにあたっての基本中の基本になるので、しっかりと身に付けることが非常に重要です。
日本語にはない発音が多くあるので、慣れるまでは時間がかかるかもしれません。しかし、カナダラを覚えてしまえば、どんな韓国語も読むことができるようになり、レベルが上がるスピードも速くなるはずです。
私が好きな韓国語のことわざに「시작이 반이다」(シジャギパニダ)という言葉があります。この言葉は「始めることができれば、半分達成したのと同じだ」という意味。
韓国語を勉強してみたい!と思っている方は、まず「カナダラ」から始めてみましょう。そうすれば韓国語も半分は達成したようなものです。そのくらい韓国語を始める上で、カナダラは最も大切な学習と言えます。
ぜひ、この記事を参考にカナダラを覚えて、楽しく韓国語の勉強を始めてみてくださいね。
また、韓国語を学ぶにあたっては独学より韓国語教室を積極的に利用することをおすすめします。独学で勉強するより、確実に上達も早いですし、分からないことがあればその場で解決できるので、勉強のモチベーション維持にはとても良いです。
特に今は、場所を選ばず自分のペースで学べる「オンラインレッスン」が人気です。自分の目的に応じたレッスンも受けられるところが多いので、効率的に韓国語が身に付くでしょう。
Korean Withではおすすめのオンライン教室を多数紹介していますので、そちらの記事もぜひ、参考に気軽に体験受講をしてみてくださいね。
その他、Korean Withでは韓国語学習に関する記事を多数ご用意しているので、ぜひ以下も参考にしてみてください。