韓国語勉強コラム

韓国語(ハングル)の覚え方を現役学習者が徹底解説!【絶対マスターできる】

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韓国語を勉強してみたいけど、ハングルが分からない。ハングルの覚え方が知りたいな!
ゆかり
ゆかり
こんにちは!Korean Withのライターのゆかりです。2008年から韓国語を勉強し始め、韓国語学習を網羅し韓国語能力試験(TOPIK)6級を取得。現在は韓国語講師や翻訳の仕事をしながら、Korean Withにて長年の学習経験や体験をもとに韓国語の学習のお悩み解決や上達させるコツなどを解説しています。

今回はハングルの覚え方について徹底的に解説していきます。

ハングル文字を見ると、難しそうと感じる方は多くいますが、日本語は「あいうえお」、英語は「アルファベット」を覚えるのと同様に、韓国語の勉強を始めるにあたり、ハングルを覚えることは最も重要なことです。

ハングルは韓国語を理解するための基本的な知識となるため、丁寧にインプットすることを心掛けなければなりません。

ハングルのしくみや構造の基礎がしっかりできていなければ、その後の応用や、よりレベルの高い文章などを理解することは、まずできないでしょう。

韓国語学習を始めるにあたって、「ハングルを覚えること」は避けて通れない道です。

そこで今回は、私の学習経験を踏まえたおすすめのハングルの覚え方、NGな覚え方、楽しみながら覚える方法について解説していきます。

韓国語で「시작이 반이다」「始めが半分だ」(直訳:始めたら半分達成したのと同じ)ということわざがありますが、まさに韓国語のハングルを覚えてしまえば、一気に韓国語マスターに近づけますよ。

これから韓国語の勉強を始めてみたい方、ハングルがなかなか覚えられない方は必見です。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

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 韓国語(ハングル)を覚えるのは簡単?難しい?学習者が解説

 韓国語(ハングル)を覚えるのは簡単?難しい?学習者が解説ここからは、私がハングルを覚えたときはどうだったかを振り返ってみたいと思います。

「ハングルが難しそうで勉強を始めるか悩んでいる方」「ハングルの勉強は実際どうなのか知りたい方」は、ぜひ参考にしてみてください。

英語は日常生活で触れる機会も多いので、なんとなく読めたり意味理解できますが、韓国語は自ら「勉強してみたい」「ハングルを読んでみたい」と思わない限りは、暗号や記号にしか見えないでしょう。

まさに私も、韓国語に興味が湧くまでは丸や四角の謎の暗号にしか見えませんでした。

今はKPOPや韓国ファッションが流行っているので、SNSなどや街の中でハングル文字を見かける機会は増えました。しかし、私が韓国語を始めた2008年頃は、まだ今のようにSNSもなく、そこまで韓国ブームでもなかったので、ハングル文字を一文字も知らずに韓国語教室に通いました。

日本語とは全く違う構造に最初は戸惑いましたが、ハングル文字を勉強していく過程でハングルの構造を理解していくうちに、ハングルの形は実は基本の発音の時の口の形を記号化したものだと知りました。

謎の暗号の仕組みが解け、「なんて面白い文字だろう」と思ったのを覚えています。ハングルは計算式のようでもあり、ブロックを重ねるようなイメージです。

慣れていくとハングルの読み書きは母音と子音を覚えれば組み立てていくだけなので、楽しみながら簡単に覚えることができます。ハングルの仕組みや特徴をつかめさえすれば、誰でも1週間以内には読めるようになるでしょう。

以下でハングルの覚え方を徹底解説していくので、ぜひ仕組みや特徴を知り、ハングルを覚えてみてくださいね。

 韓国語(ハングル)のおすすめの覚え方【5選】

では早速、おすすめのハングルの覚え方を紹介していきます。

先ほどもお伝えしたように、韓国語学習のまずはじめの一歩は、何といってもハングルの勉強から始まります。

ハングルの「母音」「子音」「パッチム」の構造と「発音」を覚えることが韓国語の全てと言っても過言ではないくらいハングルの勉強は重要です。とはいってもどのように覚えたらよいか分かりませんよね?

韓国語初心者の方におすすめの覚え方をまとめたので、参考にしてみてくださいね。

ハングルのおすすめの覚え方
  1. ハングルの基本と文字の構造を理解する
  2. 反切表を活用する
  3. 基本母音を覚える
  4. 子音を覚える
  5. パッチムを覚える

1.ハングルの基本と文字の構造を理解する

ハングルの基本と文字の構造を理解する一つ目は、ハングルの基本と文字の構造を理解することです。

まず、「ハングル(한글)」とは韓国語と朝鮮語を表す文字のことで、日本語で言う「ひらがな」や「カタカナ」にあたる文字です。

一見、暗号のような記号にも見えますが、実は英語のアルファベットのように覚えることができます。

丸や四角のような左側にある文字が「子音」、縦や横の棒のような右側にある文字が「母音」で文字が構成されています。その子音と母音が組み合わさって一つのハングルとなります。

例えば「가」と「수」という文字で例を挙げると

  • 「가」は「ㄱ(k)+ㅏ(a)=가(ka)」となり「カ」
  • 「수」は「ㅅ(s)+ㅜ(u)=수(su)」となり「ス」

このようにハングルはローマ字を作る感覚と同じなので、母音と子音さえ覚えればハングル文字が読めるようになります。

まずは、「ハングルってこういう仕組みの文字なんだ!」と理解することから始めてみてくださいね。

2.反切表を活用する

反切表を活用する二つ目は、反切表を活用することです。

反切表 (はんせつひょう)とは、日本語で言う「あいうえお一覧表」のようなもので、ハングルの母音や子音の組み合わせの一覧表です。子供の頃、日本語のあいうえお一覧表でひらがなを覚えたように、ハングル一覧表の「反切表」をまるごと暗記してみてください。

厳しいかもしれませんが、ハングルが読めなければ、韓国語の勉強は何も始められません。どんな教科書や参考書、韓国語教室でもまず「ハングル」から全てが始まります。

ハングルを覚えるのは、慣れれば簡単です。ハングルを暗記できるまでは、反切表を活用しましょう。反切表はインターネットで簡単にダウンロードできます。

3.基本母音を覚える

基本母音を覚える三つ目は、母音を覚えることです。

韓国語の母音は縦や横の棒のような右側にある文字のことです。

「ㅏ(a)・ㅑ(ya)・ㅓ(eo)・ㅕ(yeo)・ㅗ(o)・ㅛ(yo)・ㅜ(u)・ㅠ(yu)・ㅡ(eu)・ㅣ(i)」の10種類。

まず、この10種類を完璧にマスターすることが大切です。何回も書いて、聞いて、基本母音をたくさん練習してください。

韓国語には日本語にはない発音がたくさんあるので、最初は違いも分からず、難しく感じるかもしれませんが、何回も聞いて声に出して練習していると、発音の違いが少しずつ分かってきてコツがつかめるようになってくるでしょう。

また、基本母音の他に、基本母音を組み合わせる「合成母音」というものもあり、のちに11種類の母音も覚えなければなりません。

しかし、基本母音をしっかり覚えておけば「合成母音」も慌てることなくすぐに覚えることができます。まず、基本母音は確実に丁寧に覚えることを心がけましょう。

4.子音を覚える

子音を覚える四つ目は、子音を覚えることです。

韓国語には子音が19個あり、「平音」(普通の発声)「激音」(強く息を吐きだす発声)「濃音」(のどを詰まらせて発声)と発音の仕方が3種類あります。

具体的には、以下のようになります。

発音の種類
  • 平音は「 ㄱ(k/g)・ㄴ(n)・ㄷ(t/d)・ㄹ(r/l)・ㅁ(m)・ㅂ(p/b)・ㅅ(s)・ㅇ(無)・ㅈ(ch/j)・ㅎ(h)」の10つ。
  • 激音は「ㅋ(k)・ㅌ(t)・ㅍ(p)・ㅊ(ch)」の4つ。
  • 濃音は「ㄲ(kk)・ㄸ(tt)・ㅃ(pp)・ㅉ(tt)・ㅆ(ss)」の5つ。

基本母音を覚えたら、基本母音に子音を組み合わせてみましょう。左が子音+右が母音でハングルを作ってみて下さい。そのあと、発音練習をするのがおすすめです。

平音から始めて慣れてきたら、激音と濃音の発音の違いを何度も聞いて、声に出して練習してみてくださいね。

5.パッチムを覚える

パッチムを覚える五つ目は、パッチムを覚えることです。

ハングルは、母音と子音の組み合わせで構成されていますが、さらに下に子音がくっつくことがあります。これを「パッチム」といいます。

パッチムとは韓国語で「下敷き」という意味です。韓国語の子音は全部で19個。しかし、その中からパッチムになるのは16個。しかし、発音は7種類のみです。

ㄱ・ㅋ・ㄲ(k型)、ㅂ・ㅍ(p型)、ㄷ・ㅅ・ㅆ・ㅈ・ㅊ・ㅎ(t型)、鼻音のㄴ(n)、ㅇ(ng)、ㅁ(m)、流音のㄹ(l)として覚えます。

例えば、「난」というハングルは、子音ㄴ(n)+母音ㅏ(a)+パッチムㄴ(n)=난(nan)と読むことができます。

このように計算式のように組み合わせることでハングルが読めるようになりますよ。

 韓国語(ハングル)学習でNGな覚え方

ここからは、 韓国語(ハングル)学習でNGな覚え方を解説していきます。

語学は基本が何より重要です。始めに間違った学習をしてしまうと、レベルが上がるにつれて苦労することもあるでしょう。そんなことがないように、ぜひ参考にしてみてくださいね。

韓国語学習でNGな覚え方
  1. ハングルを覚えないで勉強を始める
  2. カタカナで覚える
  3. 発音を理解しないで勉強を進める

1.ハングルを覚えないで勉強を始める

ハングルを覚えないで勉強を始めるまず、ハングルを覚えないで勉強を始めることです。

「韓国語を勉強しよう!」と決意したのであれば、ハングルの暗記は必ずしなければなりません。

当たり前ですが、ハングルを知らないと単語も文法も会話も韓国語の勉強は進めません。反対にハングル文字さえ覚えてしまえば、その後の勉強はスムーズに進んでいきます。

ハングルを覚えることは、韓国語のスタートラインに立つことと同じです。ハングルを覚えないで韓国語の勉強はできません。

2.カタカナで覚える

カタカナで覚える次は、カタカナで覚えることです。

初心者にありがちですが、カタカナで韓国語を覚えることはおすすめできません。なぜなら、日本語と韓国語は似ているようですが、発音が全く異なるからです。

例えば、母音に関してですが、日本語のオは一つですが、韓国語では、어(口を開けた)と오(口を狭めたオ)があります。

しかし、これをカタカナの「オ」で認識してると어、오どちらで発音してるのか韓国語の微妙な音の違いが聞き取れません。

カタカナで学習するのは、始めは楽で覚えやすいですが、カタカナで覚えることにはいずれ限界が来るでしょう。カタカナではなく、「韓国語は韓国語」として学習しましょう。

3.発音を理解しないで勉強を進める

発音を理解しないで勉強を進める最後は、発音を理解しないで勉強を進めることです。

上記でもお伝えしましたが、母音も子音も日本語にない発音が多いです。母音もそうですが、子音の激音、濃音は日本人は意識しないと発音できません。

例えば、「カ」という発音。日本語では「カ」と1つの発音ですが、韓国語だと가、카、까の3つの発音があります。

このように平音(普通の発声)、激音(強く息を吐きだす発声)、濃音(のどを詰まらせて発声)の違いを何度も聞いて声に出して理解しないと、聞き取りも会話もうまくなるのは難しいです。何度も練習してコツをつかんでみてくださいね。

 韓国語(ハングル)を楽しみながら覚える方法

ここからは、ハングルを楽しみながら覚える方法を紹介していきます。

せっかく勉強するなら楽しく勉強したいですよね!ぜひ、下記を参考に自分に合う方法を見つけてみてくださいね。

ハングルを楽しみながら覚える方法
  1. 動画やSNSを活用する
  2. 学習アプリを使う
  3. 好きなKPOPで勉強する

1.動画やSNSを活用する

動画やSNSを活用する一つ目は、動画やSNSを活用することです。

韓国語を勉強する若い世代が増えたせいか、YouTube、TikToK、インスタグラムでも検索すると、数多くの韓国語学習関連の動画がたくさんあるのはご存知でしょうか?「#韓国語」などで検索してみると、びっくりするほどたくさんの動画が見つかります。

ネイティブの方や韓国語の先生から韓国学習者などが、楽しく分かりやすく動画をあげてくれているので、自分のお気に入りの動画を見つけて、気軽に韓国語を学ぶのもおすすめです。

お気に入りのもので楽しく勉強すれば、上達も早いでしょう。また、無料で何度も見返せるのが動画やSNSの魅力ですね。

気軽に学べるコンテンツとして動画やSNSにもぜひ注目してみてください。

2.学習アプリを使う

学習アプリを使う二つ目は、学習アプリを使うことです。

アプリでの学習は何より、手軽で始めやすいのが魅力です。韓国語学習アプリを検索すると、迷ってしまうくらい数多くの学習アプリがあります。

本格的な韓国語の発音を聞くことができたり、ゲーム形式で楽しみながら問題を解くことができたりするアプリも多く、飽きずに毎日続けられます。また、移動中やスキマ時間を有効活用して、無料でも十分に学べるのがおすすめポイントです。

色々なジャンルのアプリがあるので、お気に入りのアプリを見つけてみてくださいね。

3.好きなKPOPで勉強する

好きなKPOPで勉強する三つ目は、好きなKPOPで勉強することです。

私は現在、韓国語の講師をしているのですが、生徒さんに「韓国語を始めるきっかけは?」と聞くと8割が「KPOPが好きだから」という方が多いです。そのくらいKPOPは人気がありますよね。

KPOPでの勉強は、正直初心者の方には難しいと思います。しかし、歌詞の意味や何と言っているか分からなくても、歌詞をハングルでノートに書き写す方法はハングルの勉強に十分効果的です。

好きなKPOPなら何度も聞くことができるので、記憶に定着しやすいでしょう。ぜひ、KPOPでハングルを勉強してみてくださいね。

 まとめ:ハングルを覚えて楽しく韓国語を勉強しよう!

今回はハングルの覚え方について徹底的に解説しました。

何度も言いますが、韓国語を勉強するにあたって「ハングルを覚えること」は最も重要です。ハングルを覚えると韓国語が分かるようになり、ますます勉強が楽しくなるでしょう。

また、今はスーパーや街中、SNSでもハングル文字を簡単に見つけることができます。見つけたら何と書いてあるか、読んでみるのも楽しいですよ。日常生活の中で意識して探してみてください。そうすれば、もっとハングルが身近に感じられるはずです。

この記事を参考にお気に入りの勉強方法を見つけて、楽しみながらハングルの勉強をしてみてくださいね。

また、ハングルを読めるようになることも大切ですが、実際に韓国語で会話するためにはリスニング力とスピーキング力が必要です。実践的な韓国語を学びたい方は、オンラインレッスンを受講してみましょう。

まずは、各教室が提供している無料体験を試してみてくださいね。

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ゆかり
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今までの人生で偶然にも韓国の方に関わる機会がたくさんあり、韓国に興味を持ったのがきっかけで韓国語を学び始めました。 現在はフリーランスで、Korean Withで記事執筆をはじめ、韓国のECサイトで翻訳業務、韓国ドラマの配給会社で字幕の校正、韓国語初心者向けのオンラインレッスンの講師をしてます。 TOPIK6級を取得していますが、さらに韓国語スキルアップのために日々勉強中!
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