今回は韓国語の勉強が続く、ノートの作り方を徹底解説していきます。
近年、韓国ブームということもあり、韓国に興味を持ち始め、韓国語を勉強する人が驚くほど増えています。
そんな中、韓国ドラマや好きなK-POPアイドルが話す言葉の意味を理解したいなど、独学でノートを活用して韓国語を勉強する人も多いです。実際にYouTubeやTikTokで勉強ノートを公開している人も中にはいます。
しかし、いざ「韓国語を勉強してみよう」とノートを買ってみても「どうノートを作ればいいのか分からない」「ノートを作っても効率よく覚えられない」「韓国語が難しくて、勉強が続かない」など勉強を諦めてしまう人もいるでしょう。
そこでこの記事では、様々な学習法を網羅した私が、韓国語の勉強に役立つ効果的なノートの作り方を紹介します。「韓国語学習に効果的なノートの作り方を知りたい」「テキストだけでの勉強にモチベーションが下がってきてる」という方はぜひ最後まで読んでみて下さいね。
目次
韓国語を勉強する際にノートを作った方が良い3つの理由
まずは、韓国語を勉強する際にノートを作った方が良い理由を解説していきます。
韓国語を長年学習してきた私が結論から言いますと、勉強ノートを作ることはメリットしかありません。
その理由を以下で詳しく解説していきますね。
- 手書きでの勉強は学習効果がある
- 自分専用の「オリジナルの教科書」ができる
- モチベーションが上がる
1.手書きでの勉強は学習効果がある
まずは、手書きでの勉強は学習効果が期待できるということ。
現代は、パソコンやスマホで気になることは何でも検索ができる便利な時代ですね。学習アプリなどのデジタルツールで勉強している方も多いでしょう。
もちろん手軽にできる点などから、デジタルツールでの勉強も効率的です。しかし、デジタルツールと比べて、ノートとペンを使う手書きの勉強は科学的にも学習効果があると証明されているのです。
その理由として「手で書く」という運動によって、脳が刺激されて勉強した内容を長期的に記憶しやすくなり、勉強の効率をあげてくれることが挙げられます。
ノート作りは時間がかかり、効率が悪そうと思われがちですが、結果的に学習には良い効果が期待できるということです。
2.自分専用の「オリジナルの教科書」ができる
続いて、自分専用の「オリジナルの教科書」ができること。
韓国語を勉強していくと、ところどころで覚えられない単語や文法、似たような表現や韓国語特有の不規則活用や発音の変化などの壁にぶつかるときが必ず来ます。
テキストによっても内容や解説がそれぞれ違うので、自分に合っていないもので勉強を続けていると、理解できずに初級レベルで勉強を諦めてしまう方がほとんど。
しかし、テキストで理解できない内容、自分の弱点をまとめた自分だけの「オリジナルの教科書」を作ることによって、苦手にぶつかる度に何度も見返せるようなノートが作れます。また、自分に合った学習法に出会った時や、分かりやすい解説などを自分が理解しやすいようにメモすることもできますよね。
そうすることで、いつでもノートに戻って復習でき、反復しているうちにいつの間にか苦手が克服できるはずです。
私自身も上級レベルになった今でも、初級で作った自分のノートを見返す時が何度もあります。自分で書いたノートなので、どこに何が書いてあるかすぐ調べられて本当に役に立っていますよ。
3.モチベーションが上がる
最後はモチベーションが上がること。
ノートを作ることによって、現時点の学習の進み具合を把握できたり、どれだけ理解できているか確認できる目安にもなります。
日々の積み重ねでコツコツノートを書いていくと、確実に韓国語の知識が増えていることを感じ、やりがいも出てくるでしょう。
また、ノートを書くことで、着実に勉強が進んでいることを実感できれば、達成感を感じる機会も増え、モチベーションが上がりますよね。
モチベーションが上がると自然と韓国語学習も楽しくなってきますよ。
韓国語を勉強する際におすすめ!ノートの作り方を解説【5つのステップ】
ここまで、韓国語を勉強する際にノートを作った方が良い理由を解説してきました。
せっかく韓国語を勉強するなら、効率よく効果的に勉強したいですよね!
そこで、ここからは勉強する際、初心者でもできる、おすすめのノートの作り方を紹介していきます。
韓国語を学ぶ目的は、人それぞれ違いますよね。
まずは韓国語を学んでどうなりたいのか、何を目標にしてるのかを再確認してみましょう。
ご自分の目的に合わせた上で、効果的に韓国語の勉強ができるノート作りの参考にしてみてくださいね。
- ハングルのしくみ
- 発音の理解
- 単語・フレーズ
- 文法
- 自分の弱点ノート
では、詳しく解説していきます。
1.ハングルのしくみ
一つ目は「ハングルのしくみ」です。
韓国語の基礎はハングルを理解することから全て始まります。
特に初心者の方でノートを始める方はこのハングルのしくみからノートに書いてみましょう。
ハングルは「母音」「子音」「パッチム」で成り立っています。基本母音韓国語の母音は「ㅏ・ㅑ・ㅓ・ㅕ・ㅗ・ㅛ・ㅜ・ㅠ・ㅡ・ㅣ」の10種類を覚えて、子音、パッチムの理解から始めてください。
この基本は韓国語を始めたばかりの方は、何度も何度も反復練習が必要になってきます。日本のあいうえお表にあたる「反切表」を丸ごと書き写すのが良いでしょう。
子供のころのあいうえお一覧表で覚えたように、「反切表」をノートに書いてマスターしてくださいね。
2.発音の理解
二つ目は「発音の理解」です。
ハングルが分かるようになったら次は「発音」です。韓国語の発音は母音、合成母音+子音+パッチムの組み合わせで発音します。「平音」「激音」「濃音」に加え、様々な発音変化があります。
発音に関しては「平音」「激音」「濃音」とノートに書くだけでは、どんな発音か理解できませんよね。
例えば、「激音は激しく息を出しながら発音する」「濃音は息を出さず、喉を締め付けて発音する」など自分が一番分かりやすく言語化して、メモしてみてください。
また、ハングルの発音練習には日本語のハングル表記の練習がおすすめ。自分の名前や住んでいる場所をハングルで書いてみましょう。そうすることによって、発音変化が理解できるようになります。
例として挙げると、以下のように日本語で例を挙げて考えると分かりやすいですよね。
- 오키나와(沖縄)→オキナワのキは激音なので키になる
- 긴자(銀座)→ギンザのザは平音だけど発音変化で 기の音が濁る
3.単語・フレーズ
日常生活で使用頻度の高い単語をたくさん出して書いてみて下さい。
例えば、「가다」(行く)「보다」(見る)「먹다」(食べる)などの単語から「안녕하세요」(こんにちは)「감사합니다」(ありがとう)など、覚えた単語、知ってるフレーズなどを単語帳のように書くのがおすすめ。
始めのうちは単語やあいさつなどの基本フレーズだけ書くことでも、十分勉強になりますが、慣れてきたら単語だけでなく、例文も一緒に書いてセットで覚えることがポイントです。
학교에 가다 (学校に行く)영화를 보다(映画を見る)밥을 먹다(ご飯を食べる)このようにセット覚えるとさらに効率良く覚えることができます。
また、授業やテキストで習った単語だけでなく、好きなKPOPの歌詞の気に入ったフレーズやよく聞く単語を調べて書き留めておくのも、勉強のモチベーションアップにもつながりますよね。
単語・フレーズノートを作っておけば今後、TOPIK、ハングル検定などの試験に挑戦したい方にも役立つノートになりますし、単語をたくさん覚えておくとどんなシチュエーションでも応用して使えるようになったりできますよ。
4.文法
四つ目は「文法ノート」です。
単語と基本フレーズを覚えたら、次は文法ノートを作ることがおすすめ。
韓国語は、日本語と文法が似ているので難易度は低いと言われていますが、やはりしっかり身に付くまでは練習が必要です。
文法のノートの作り方としては、テキストをただ書き写ししないことがポイントになります。
例えば、理由表現の「〜아/어서」 「〜으니까」「~기 때문에」の文法は、日本語の意味は「〜ので、〜だから」という意味です。
この文法の理由表現「~ので、~だから」という意味の、「~아/어서」 「~으니까」「~기 때문에」の3つをただノートに書くだけでは、あとから見返した時に同じ意味だけど、一体何が違うのか理解できませんよね。
このように、韓国語には似てるけど、使い方が異なる文法がとても多いです。
違いが分かるように、文型に単語を入れた例文もいくつか書きながら、実際の具体的なシチュエーションと併せて覚えることが効果的です。
文法と日本語の意味だけを書いただけで満足なノートにならないようにしてくださいね。
5.自分の弱点ノート
五つ目は自分だけの弱点が書かれた復習ノートを作っておくことが大切です。
韓国語を勉強していく中で、自分が苦手なところが見えてきます。その苦手なところを克服するために自分だけの弱点を書いたノートを作るのがおすすめ。
実際、私も何度勉強しても、腑に落ちずつまずいた時は、数えきれないくらいです。
ここで、私が韓国語を始めた時の苦手だったことを例に挙げてみると、それは「助詞」の使い方。
日本語で「友達に会います」と韓国語で言いたいとき「친구를 만나요」と言います。
この「친구를 만나요」は直訳すると「友達を会います」になり、日本語での助詞「に」を使いたくても韓国語で「に」と表す「에」は使えません。
このように日本語と韓国語は似ているようで、全然違う点もたくさんあるので、慣れるまではノートに必死に書いて、覚えて、苦手の助詞を克服した記憶があります。
苦手に直面した時に、ノートに書いておけばまた復習することができるので、自分の弱点を克服できるようになりますよ。
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「韓国語を理解できるようになりたい」「韓国語を話せるようになりたい!」と考えている方が効率よく、挫折せずに学習を続けられる方法は韓国語教室に通うことです。
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- 韓国人講師から本場の韓国語を学べる
- 会話形式で学んでいくので楽しみながら学べる
- 韓流ドラマや韓国語文化も触れながら学べる
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韓国語学習を始める上で大事なのは「基礎をまずは身につけること」です。多くの人はこの基礎学習で挫折をしてしまったり、時間を掛けすぎて思うように習得できなかったりします。
多くの韓国語教室がありますが、Korean Withがおすすめするのは日本最大級の16校舎展開・オンラインでも学べるK Villageです。
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まとめ:ノートを作って効果的に韓国語の勉強をしましょう!
今回は韓国語を勉強する際にノートを作った方が良い理由とおすすめのノートの作り方を詳しく解説してきました。
勉強ノートを作ることには、メリットしかありません。
まずは、韓国語を勉強してどうなりたいかという目的、目標を明確にしてみてください。
語学習得は決して簡単な道のりではありませんが、一度身に付いてしまえばずっと使える貴重なスキルです。コツコツと継続すれば必ず結果はついてきますよ。
何より、大切なのは楽しく続けることです。
ぜひこの記事を参考に、楽しみながら勉強ノートを作ってみてくださいね!
また、ノートの取り方を学んで韓国語のインプットをした後は、アウトプットをするのも大事。以下の記事ではオンライン韓国語教室を紹介しているので、興味があればチェックしてみましょう。
Korean Withでは他にも、韓国語学習に役立つ情報を発信しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。