今回は、韓国語の発音が学べる本・教材をまとめて紹介します。
韓国語を勉強していると、ネイティブのような自然な発音に憧れるものですよね。しかし、「独学している方」や「韓国人の友達がいない方」などは、ネイティブの発音を習得することは難しいと感じるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、韓国語の発音を学ぶことのできる本をまとめました。
それぞれの内容や特徴を詳しく説明しているので、韓国語の発音に特化した本・教材を探している方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
韓国語の発音を本を使って効果的に学べる3つの勉強法
まずは、本を使って効果的に韓国語の発音を学ぶ勉強方法を紹介します。
発音の練習方法がわからない方にも役立つ勉強法なので、順番にチェックしていきましょう!
- 本の内容を何度も音読する
- 付属のCDの音声を真似して練習する
- 日本人が発音しにくい韓国語は解説付きで学ぶ
1.本の内容を何度も音読する
一つ目の勉強法は、本の内容を何度も音読すること。
発音を上達させるためには、何度も声に出して練習することが一番大切です。声に出すことで、自分が苦手な発音を見つけることができます。
また、発音練習に特化した本の中には、発音記号が書いてあるものもあるので「ハングルを読むことに自信のない方」は、活用するようにしましょう。発音記号をしっかりと理解できるようになると、自然な発音を習得するための近道になるので「効率的に発音を上達させたい方」にもおすすめです。
韓国語教室などに通っていても、音読に力を入れている教室や発音記号から学ぶことのできる教室は少ないので、納得のいくまで何度も音読を行えることは本を使って勉強するメリットと言えるでしょう。
2.付属のCDの音声を真似して練習する
二つ目の勉強法は、付属のCDの音声を真似して練習すること。
発音が学べる本にはCDが付いているものもあり、ネイティブの音声を聞きながら発音練習を行うことが可能です。
私自身も韓国語を独学しており、ネイティブの音声の後に続けて発音やイントネーション、話し方までを真似するようにしています。その結果、独学を始めた頃よりも遥かに韓国語の発音が上達したため、「韓国語を独学している方」や「ネイティブのような発音に近づきたい方」は、ぜひ実践してみてください。
また、ネイティブの音声を真似することで得られるメリットは他にもあります。
例えば、リスニング力を鍛えることができる点です。ネイティブの発音を何度も聞いて発音練習することで、自然と内容を把握してスラスラと聞き取れるようになるので「リスニング力も身に付けたい方」は、この勉強法を取り入れてみると良いでしょう。
3.自分の声を録音する
三つ目の勉強法は、自分の声を録音すること。
上記で紹介した2つの効果的な勉強法を行う際に、自分の声を録音するようにしましょう。そうすることで、上手く発音できていない部分や日本人っぽいアクセントなどに気づくことができます。
このように自分の苦手な発音を見つけることで、そこに集中して練習することが可能になるので効率よく韓国語を上達させることができますね。
また、毎回録音することで自分の発音が上達していることを実感することができる点もメリット。成長を実感できると韓国語勉強のモチベーションアップにも繋がるので、ぜひ試してみてください!
韓国語の発音が学べるおすすめの本【5選】
ここからは、韓国語の発音が学べるおすすめの本を紹介していきます。
今回紹介するのは、以下の5つ。それぞれの特徴や内容を元に「どのような方におすすめの本なのか」を詳しく説明していくので順番にチェックしていきましょう!
- 韓国語発音クリニック《CD付》
- 韓国語発音ガイド
- ネイティブっぽい韓国語の発音
- 韓国語の発音と抑揚トレーニング
- 韓国語の発音変化完全マスター
1.韓国語発音クリニック《CD付》
「韓国語発音クリニック《CD付》」は、ミレ韓国語学院の院長を務める前田真彦さんのオリジナル発音練習法である「前田式」を基に韓国語の発音を習得することができる本です。
この本の特徴は、韓国語の発音を基礎から解説している点。
具体的には、日本語にはない発音やハングルならではの音の変化が詳しく説明されています。そのため、この本を読むことでネイティブのような発音を習得することが可能です。
「ハングルを読むことに自信がない方」や「法則をしっかり理解して発音を上達させたい方」におすすめだと言えるでしょう。
その他、「診察室」というコーナーを設けて韓国語の発音に関する悩みに対して適切な学習方法を紹介しています。このコーナーでは、韓国語学習者の多くが躓いたことのある悩みを解決するヒントが載っているので「韓国語の発音が難しくて挫折している方」は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2.韓国語発音ガイド
「韓国語発音ガイド」は、付属のDVDを使って自然な韓国語の発音を習得できる本です。
この本の特徴は、韓国語の発音だけを集中して学ぶことのできる点。本の内容としては、韓国語の言語学理論「The Sounds of Korean-A Pronunciation Guide-」に基づいて韓国語の発音の仕組みをわかりやすく解説しているパートと、ネイティブスピーカーによる180分の音声DVDの発音練習問題を収録したパートで構成されています。
そのため、発音の上達を目指すだけでなく韓国語の音の仕組みをしっかりと理解することが可能です。これから発音を学ぼうとしている「韓国語初心者の方」はもちろん、イントネーションやアクセントをマスターしたい「韓国語中級・上級者の方」にもおすすめできる本です。
また、解説や発音練習問題の途中に例文を数多く用意している点も魅力。これなら、「しっかりと内容を理解できているか」「発音が上達しているか」をチェックしながら、次のステップへ進めるので安心ですね。
その他、韓国語の文法をまとめたページも用意しているので、発音だけでなく韓国語学習をバランスよく行いたい場合には、活用してみると良いでしょう。
3.ネイティブっぽい韓国語の発音
「ネイティブっぽい韓国語の発音」は、4年間に渡り「ゆうきの韓国語発音セミナー」と題して全国で韓国語の発音セミナーを開催してきた稲川右樹さんが作成した本です。
この本の特徴は、「ネイティブに通じる韓国語発音の習得」と「ネイティブっぽい韓国語発音の習得」の2パートに分かれている点。
「ネイティブに通じる韓国語発音の習得」では、韓国語の子音や母音に加え、息を強く出して発音する激音など韓国語初心者が最初に躓くポイントを解説しています。一方、「ネイティブっぽい韓国語発音の習得」では、中級・上級者にとっても難易度が高いとされるイントネーションや韓国語特有のリズムの習得が可能です。
このように発音に関する内容を一度に全てを学ぶのではなく、難易度別に分けてあることで、しっかりと理解してから次のステップに進める点が良いですね。
また、付属のCDでネイティブの音声を聞くことができる点も魅力。音声に合わせて発音練習することで、より簡単に発音の上達が期待できます。日本にいると、ネイティブの人と話したり、韓国語での会話を聞いたりする機会が少ないので、ぜひ活用してみると良いでしょう。
「ネイティブっぽい韓国語の発音」は、韓国語初級者~上級者の方向けの内容を収録している点から、全ての韓国語学習者におすすめと言えます。また、付属のCDを使って発音練習を行うことができるので「音声付きの発音練習の本を探している方」も、ぜひチェックしてみてくださいね。
4.韓国語の発音と抑揚トレーニング
「韓国語の発音と抑揚トレーニング」は、さまざまな言語に精通しておりNHKラジオ「アラビア語講座」の講師を務めた経験を持つ言語学博士の長渡陽一さんが作成した本です。
この本の特徴は、韓国語の発音練習に加えてイントネーションのトレーニングも行うことができる点。イントネーションをマスターすることにより、さらにネイティブに近い韓国語を習得することができるので「韓国語の発音がある程度できる方」や「韓国人のような抑揚を身に付けたい方」におすすめです。
その他、トレーニングの途中に数々の穴埋め問題や練習問題を用意し、習熟度をチェックできる点も魅力。韓国語は単語によってパッチムの有無が異なるなど、難しいルールがたくさんあるので、内容を理解できているか確認できるのは大きなメリットと言えます。
「韓国語の抑揚を学びたい方」や「韓国語が身に付いているか確認しながら学習を進めたい方」は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
5.韓国語の発音変化完全マスター
「韓国語の発音変化完全マスター」は、ミレ韓国語学院の院長を務める前田真彦さんが作成した本です。
この本の特徴は、韓国語の発音変化に特化している点。韓国語学習者が最初に躓くポイントである発音変化を種類別に解説しています。加えて、発音変化に伴う母音や子音の発声の仕方や流暢に話すコツを教えてくれるのが特徴です。
内容としては、筆者の前田さん自身が韓国語学習していた時に躓いた経験を活かして、日本人が上手に韓国語を発音できるようになるためのノウハウを紹介。実体験に基づいた内容になっているので、初心者が躓きやすいポイントがわかりやすく解説されているのが魅力です。その他、この本では実例や練習問題を通して韓国語の発音をしっかり習得することができます。
発音変化は韓国語学習者の方がまず初めに難しいと感じるポイントですが、発音変化に特化した本はあまり売られていないため、「発音変化をマスターしたい方」や「これから発音練習を始める方」は、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ:韓国語の発音を学べる本を使ってネイティブの発音に近づこう!
今回は、韓国語の発音が学べるおすすめの本を紹介しました。
「韓国語初心者の方向けの本」や「DVD付きで発音を学べる本」など、さまざまな特徴がありましたね。
今回の記事を参考に、自分の学習スタイルや韓国語レベルに合った本を使って発音練習をしてみてくださいね!
教材以外の方法で学習する際は、以下のスクールで発音を学ぶのがおすすめ。講師から直接指導してもらえるのでより効果的に発音が身につくでしょう。
その他、Korean Withでは韓国語学習に関する記事を多数ご用意しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
韓国語を学習したい方は教室またはオンラインでの受講がおすすめ!以下の記事で詳しくまとめているので興味がある方はチェックしてみてください!