今回は、パダスギ(ディクテーション)をする際のおすすめできる学習法を紹介します。
韓国語学習者の中には、「パダスギをしたいけどやり方がわからない…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
韓国語学習用のテキストはたくさん売られていますが、パダスギに特化したテキストはあまり存在しないので、一人で行うのは難しく感じると思います。
そこでこの記事では、パダスギの効果的な学習法とおすすめの教材をまとめました。パダスギを行うと韓国語力がかなりアップするので「パダスギの効果的な学習法が知りたい方」や「韓国語を上達させたい方」はぜひ参考にしてみてください!
目次
パダスギ(韓国語のディクテーション)とは?
パダスギとは、英語学習の一つとして知られる「ディクテーション」と同じ学習法です。ディクテーションとは、音声を聞いて聞こえた単語や文章を紙に書き取る学習法のことを言います。
音声などを聞いて聞き取れた単語や文章を書いていくことで、リスニング力が鍛えられ韓国語を瞬時に理解する力を身に付けることが可能です。
ネイティブと会話をする際は、相手の言っていることを一瞬で理解して応えなければならないため、普段からパダスギを行っておくと良いでしょう。
パダスギの効果的な学習法
ここでは、パダスギの効果的な学習法を紹介します。
パダスギを間違った方法で行うと効果を感じにくく上達に時間がかかってしまうので、以下の3つのことをしっかり意識して行うようにしましょう!
- 知らない単語を書き取る
- 音声を何度も聞いて書き取る
- わからない単語は音読をして覚える
1.知らない単語を書き取る
一つ目の学習法は、知らない単語を書き取ること。
音声を聞いている時に知らない単語が出てきた場合は、曖昧でも良いので自分が聞こえた通りの音をメモするようにしましょう。ハングルがパッと思いつかない場合には、カタカナで書き取るのもおすすめです。
パダスギは韓国語を正確に聞き取れるようになることが目的なので、しっかりと音をキャッチすることができているのかを確認するために、知らない単語もメモするのが効果的だと言えます。
また書き取りの後は、解答をチェックして正確に書けるようになるまで練習するとより早く韓国語の上達を実感できるので、ぜひ実践してみてくださいね。
2.音声を何度も聞いて書き取る
二つ目の学習法は、音声を何度も聞いて書き取ること。
一度パダスギをしてすぐに解答を見るのではなく、繰り返し音声を聞いて聞き取れた単語や音をハングルやカタカナで書いてみましょう。
何度も聞くことでリスニングの練習になる他、自分が聞き取りが苦手な音や知らない単語を明確にすることができます。これらを明確にすることで、苦手を克服する近道になり効率的に韓国語力をアップさせることができるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
3.わからない単語は音読をして覚える
三つ目の学習法は、わからない単語は音読をして覚えること。
上記で紹介した2つの学習法を実践して自分がしらばい単語や聞き取りが苦手な韓国語が明確になったら、それらを音読しながら何度も書いて覚えるようにしましょう。
声に出すことで発音やアクセントに慣れるため、韓国語を聞き取りやすくなります。また、発音とハングルを関連付けて学ぶと単語を覚えやすくなる点も音読をしながら韓国語を暗記するメリットです。
初級者に優しいパダスギでおすすめの教材【3選】
ここからは、韓国語初級者の方にもおすすめのパダスギができる教材を紹介していきます。
それぞれの内容や特徴、韓国語レベルなどを踏まえて「どのような方におすすめの教材か」をまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください!
- 多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学
- 多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む韓国の昔ばなし
- 通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ韓国語短文会話500
1.多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学
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「多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学」は、さまざまな韓国の本を出版している「HANA」さんが作成した多読多聴に特化した教材です。
この教材の特徴は、海外の名作を易しい韓国語で読むことができる点。日本でよく知られている海外の童話23作品を初級~初中級レベルの韓国語に書き直して収録しています。また、一つの物語をサクッと読むことができる短さで構成しているため「韓国語初心者の方」におすすめです。
さらに、童話23作品は付属のCDで聞くことが可能。音声は、ゆっくりと単語一つひとつを丁寧に発音してくれるので「初めてパダスギを行う方」に最適です。
その他、全ての日本語訳と重要な単語を解説付きで掲載しているのでわからない単語や韓国語表現が合った場合にもしっかりと復習することができます。
これらの点から「多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学」は、「簡単な文章でパダスギをしてみたい方」や「韓国語の聞き取りが苦手な方」におすすめです。
2.多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む韓国の昔ばなし
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「多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む韓国の昔ばなし」は、先ほどと同様に数々の韓国語に関する本を出版している「HANA」さんが作成した教材です。
この教材の特徴は、韓国で広く知られている昔話を易しい韓国語で読むことができる点。2つの章で構成されており、第1章はハングル能力検定試験4・5級レベル、第2章はハングル能力検定試験3級レベルの韓国語を使用しています。
そのため、簡単な文章からパダスギを行い、慣れてきたら少し難しい文章にチャレンジするなど、自分のペースでだんだんとレベルアップしていくことが可能です。「簡単な文章から練習したい方」や「自分のペースでレベルアップしていきたい方」はぜひチェックしてみてください。
また、付属のCDを使ってパダスギを行うことも可能。音声は、ゆっくり丁寧に発音してくれるので「パダスギを初めてする方」でも聞き取りやすいでしょう。
さらに、韓国語の文章と日本語訳を掲載しているので内容をしっかり理解してから
次に進むことができます。また、重要な単語や韓国語表現が解説付きで載っているので「一人で韓国語学習をしている方」でも安心ですね。
これらの点から「多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む韓国の昔ばなし」は、「初めてパダスギを行う方」や「韓国語初心者の方」におすすめと言えます。
3.通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ韓国語短文会話500
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「通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ韓国語短文会話500」は、韓国語学習に関する本を数多く執筆している張銀英さんが作成した教材です。
この教材の特徴は、通訳の訓練として使われるメソッドを使って韓国語の会話力アップを目指す点。主な学習方法としては、付属のCDを用いて会話文を聞き、シャドーイング練習や日本語に訳す練習、パダスギなどを行います。
この本の中には数多くの会話文が掲載されており、「社交的な表現」や「感謝・謝罪・言い訳」など17種類のシーンを用意。計500個もの短い会話文が収録されているのでこの一冊で十分にパダスギを行うことが可能です。
また、会話文は「韓国語初級を一通り学習した方」を対象とした内容と韓国語レベルで構成されているので「中級レベルを目指して学習している方」に最適と言えます。
これらの点から「通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ韓国語短文会話500」は、「韓国語初級レベルをマスターしている方」や「さまざまな内容を使ってパダスギを行いたい方」におすすめです。
まとめ:学習法を学んで効率的にパダスギを行おう!
今回は、パダスギの効果的な学習法とおすすめの教材を紹介しました。
「初めてパダスギを行う方向けのもの」や「解説付きで学べるもの」など教材ごとにさまざまな特徴がありましたが気になるものは見つかりましたか?
パダスギを効果的に行うためには、自分に合った教材を見つけることが大切です。そのため、教材を購入する際はまず自分の韓国語レベルや学習スタイルを明確にして、それらに合った教材を選ぶようにしましょう。
この記事が、パダスギの効果的な学習法や教材を探している方の参考になりましたら幸いです!
その他、Korean Withでは韓国語学習に関する記事を多数ご用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。
韓国語を学習したい方はオンラインでの受講がおすすめ!以下の記事で詳しくまとめているので興味がある方はチェックしてみてください!