韓国語の勉強をしている方で「どうして韓国語の発音は日本語と似ているのにこんなに難しいの?」「パッチムが苦手!」という方も多いのではないでしょうか。
韓国語は日本語と似たような単語が多く、身に付きやすいという印象もありますが、クセもつきやすいといわれている言語。丁寧に学ぶためにまずはカタカナをふって単語を覚える方もいますが、これは上達できないようないわゆる「日本人特有の韓国語」になってしまうのです。
そこで心穏記事では韓国語の発音の勉強をすることができる手軽な練習アプリから、韓国語の発音を正しく学ぶための方法を紹介します。
目次
発音練習・音声チェックができる韓国語アプリ3選
では、韓国語発音練習がアプリで手軽にできる方法をここからは紹介します。
- できちゃった韓国語
- Eggbun
- 中国語や韓国語を学ぼう – LingoDeer
できちゃった韓国語
KPOP・韓流ドラマなどレベルに沿いながら様々なコンテンツを通してゲーム感覚で韓国語を学ぶことができる「できちゃった韓国語」。
単元ごとに必ず発音の問題付きでAIによる音声認識や自動判定機能を搭載しているので、これから韓国語を始める方にはもちろん、既に韓国語を勉強している方もより正しいイントネーションを音声認識機能を通して学ぶことができます。
さらに旅行に使えるフレーズや、K-popなどを絡めながら勉強に役立つコラムなどを取り入れることによって飽きずに勉強できる工夫がたくさん施されています。
ハングルや文型はもちろん、独学では難しい発音まで、独学でもしっかり理解しながらぐんぐん成長できること間違いなしです!
対応OS | iPhone Android |
---|---|
料金 | 無料 |
Eggbun
チャット機能を取り入れた「Eggbun」。Lannyというキャラクターとチャットをしながら楽しく韓国語学習ができるアプリです。
発音の勉強をする時に大切なことが発音を正確に聞き取ること。いわばリスニングですね。
アプリの中で使われる韓国語の音声はネイティブのきれいな発音のためネイティブの発音を聞いてそのまま真似をしたりしっかりとその発音を覚えておくことが重要です。
そのほかにも、レッスンには700種以上のバリエーションがあり、飽きずに勉強できるよう工夫されています。食べ物の注文時に使う言い回しや旅行中に便利なフレーズなどを、シチュエーション別に練習できるところも魅力ですよ。
対応OS | iPhone Android |
---|---|
料金 | 無料 |
中国語や韓国語を学ぼう – LingoDeer
韓国語の発音を勉強するにあたり、ネイティブスピーカーが発音する韓国語を聞き続けながら真似をしてシャドーイングすることは重要なポイントです。
そんな方向けのアプリがLingoDeer。
アプリの大半は例文の音声がネイディブスピーカーの発音で無いことも。そのため間違った発音で覚えてしまうことが多くあります。
「LingoDeer」ではネイティブスピーカーが発音する韓国語を聞き流すことができるので、正しい発音を聞きながら練習をすることが可能。
音声スピードの調節もできるたね、韓国語初心者も勉強すに役立てることができます。LingoDeerを活用しながら韓国語の発音を学んでみると良いでしょう。
対応OS | iPhone Android |
---|---|
料金 | 無料 (アプリ内課金あり) |
【アプリでの習得は自信ない場合】 独学で正しい韓国語の発音を練習するなら動画での練習もあり!
ここまで発音練習には最適なアプリを紹介してきましたが、中にはアプリはちょっと難しいかもしれないと思う方もいるでしょう。
そういう場合には、YouTubeやNetflixを活用した発音練習をしてみましょう。
YouTubeには、ネイティブスピーカーの動画が多く、初心者からプロまでかなりの動画がアップロードされています。
中には、韓国語の講師をしている方の動画にもあるので、ぜひ一度見てみて下さい。
また、この方法は韓国語学習者の間でも話題になっている方法のひとつで、日本語と韓国語の両方字幕を表示させることにより、韓国語の発音の学習になるという方法です。
NetflixやYouTubeなど、ネイティブスピーカーを韓国語字幕で聞きたい方や、韓国語の勉強をしている方には一度試してみて下さい。
パソコンやタブレットの環境で、まずはGoogleで用意されている字幕のアプリをダウンロードします。
Ad Added Language Learning with Netflix 2239
ダウンロードをすることにより、普段は表示されていないマークが表示されますね。
こちらをONにすると次の画像のような画面になります。
右側には会話の流れがわかる字幕が出ました。ここでの使用言語は「日本語」にしましょう。
映画やドラマが流れ始めると、会話の流れがわかる横字幕だけでなく、下にも通常の字幕が流れ始めるので、学習者には最適ともいえるでしょう。
パソコンがなくとも、タブレットとキーボードがあるだけでこの方法も使用できるので、試してみて下さいね。
韓国語学習で発音練習をする勉強法とは?【3つのポイントを解説】
韓国語会話においての学習で、重要なことは「発音を正確に覚えること」です。
発音が学べるアプリを紹介してきましたが、韓国語学習で発音を効果的に学ぶ方法について解説していきます!
具体的に言うと次の3点が挙げられます。
- 勉強法①韓国語と日本語の違いを理解する
- 勉強法②カタカナ発音ではなく正確に覚える
- 勉強法③似たような単語の発音を区別する
では、詳しく韓国語の発音を正確に学ぶ方法について、ひとつずつ解説していきましょう。
勉強法①韓国語と日本語の違いを理解する
韓国語は、日本語にとても近い言葉であり、似ている単語も多いことで有名な外国語です。
例えば、次の読み方はどちらも日本語とほぼ同じなので、「似ている」というだけでなく意味も同じなのでは?と考えてしまうことも少なくありません。
- 간단하다(kantanhada:簡単だ)
- 근육(kinyuku:筋肉)
韓国語が日本語の言葉に似ている理由は、どちらの国も「漢字」で形成されているところから来ています。そのため、まずは韓国語と日本語の違いを理解するのは発音を勉強する上で重要なポイントの1つです。
韓国語も日本語も、子音と母音があり、日本語の場合は「あいうえお(aiueo)」が母音となります。
次のひらがな表を見て下さい。
母音 | あ a い i う u え e お o |
---|---|
子音(T) | た(t+a) ち(t+i) つ(t+u) て(t+e) と(t+o) |
子音(S) | さ(s+a) し(s+i) す(s+u) せ(s+e) そ(s+o) |
子音(K) | か(k+a) き(k+i) く(k+u) け(k+e) こ(k+o) |
私たちが普段利用しているひらがなにも「母音」と「子音」に分かれていることがわかりますね。
日本語は基本的に母音が「5つ」と子音のそれぞれの音が組み合わさって形成されていますが、韓国語の場合は、次の10個の母音から成り立っています。
a | ㅏ |
---|---|
ya | ㅑ |
o | ㅓ |
yo | ㅕ |
o | ㅗ |
yo | ㅛ |
u | ㅜ |
yu | ㅠ |
u | ㅡ |
i | ㅣ |
子音は次の通りです。
k,g | ㄱ |
---|---|
n | ㄴ |
t,d | ㄷ |
r | ㄹ |
m | ㅁ |
p,b | ㅂ |
s | ㅅ |
ng | ㅇ |
ch,j | ㅈ |
ch | ㅊ |
k | ㅋ |
t | ㅌ |
p | ㅍ |
h | ㅎ |
それぞれの母音と子音の組み合わせから、日本語と韓国語のそれぞれの語句の成り立ちも似ているどころか「同じ」と考えられますが、ここからが注意するポイントです。
日本語は、「母音+子音」や「母音」のみでひとつの語句が生まれますが、韓国語は「母音のみ」「母音⁺子音」の他に「子音+母音+子音」とそれぞれ3種類の形に分かれているので、全く同じというわけではありません。
つまり、韓国語には日本語にはない発音があるとも言えます。
例えば、次の言葉の読み方を見て比べてみてください。
- ①떡볶이(ttok-po-ggi)
- ②빵 (ppang)
など、先ほどの日本語と似たような音に比べて、こちらの二つの言葉は読み方が特殊といえるのではないでしょうか。
①の場合はトッポギですが、音の意識すべきところは「떡」のところです。
また②の場合も同じように、普段私たちが話している「パン」を言っても伝わりません。こちらも激音といわれる音で、強く発音する必要があります。
私たちが普段活用している「日本語と同じ発音」で言葉にしても、韓国人には伝わりません。イントネーションも変わってくるのです。
これらは「パッチム」や「激音」など、日本語にはない音を使用した音になるため、ここの区別ができるようになるべく「日本語にはない発音がある」と知ることが重要なのです。
韓国語と日本語の違いを理解した上で練習することと、理解していない上での練習とは、成果も大きく変わってくると言えるでしょう。
勉強法②カタカナ発音ではなく正確に覚える
韓国語を勉強する中で一番身に付きやすいのが発音。韓国語の勉強を始めた瞬間から、欠かさず勉強しておかなければならないスキルの1つです。
韓国語にはパッチムという日本語にはない発音の方法がありますね。
日本人はそのパッチムをカタカナ読みで読むことが多いのですが、この読み方ではネイティブの韓国語の発音とは大きく離れ、日本人特有の韓国語の発音になってしまいます。そのため、韓国人のネイティブスピーカーには正しく伝えることが出来ず、会話が成り立ちません。
カタカナのルビを読む習慣がつくと、発音がどんどん悪くなり一度癖がついてしまうと直しにくくなってしまうのです。
だからこそ、ハングルの読みはカタカナで絶対振らないで、直接ハングルを読むクセをつけましょう。難しければ、せめてローマ字で振ることをおすすめします。
勉強法③似たような単語の発音を区別する
発音が正確ではないと韓国人と会話する時に伝わらないという場面が多くなります。
韓国語の子音には、激音、濃音、平音の3つの種類に分かれており、子音の種類が変わることで発音はほぼ一緒でも意味が変わります。
例えば、次の単語2つを見比べてみましょう。
- 아빠(アッパ)- お父さん(名詞)
- 아파(アッパ)- 痛い(動詞)
このようにカタカナ読みにすれば同じ表記になりますし、私たちがネイティブの発音で違いを聞いても正直何が違うのかがよくわからないような単語でも、韓国では全く違う意味となるため注意が必要なのです。
韓国人と会話をしながら正確な意味を伝えるためにも韓国語の発音練習は必要不可欠ともいえるでしょう。
パッチムは、韓国語での会話に慣れてからも基本的に毎日練習しないといけません。
口の動きや、音の発し方を覚えるようにならない限り、「正しい韓国語」の発音が出来ず、会話ができるようにならないからです。
混乱したまま覚えた韓国語で話してしまうと、旅行や、韓国人と話す機会があったとしても、通じないため、モチベーションも下がり、韓国語の勉強も継続できなくなることも考えられますよね。
だからこそ「発音練習」は重要なのです。
まとめ:韓国語の発音練習をアプリでも!キレイな韓国語の発音を身に着けよう
今回は、韓国語の発音練習アプリでの人気であり、おすすめを紹介しました。語学力を身に付けるのに必要なことは継続することですのでアプリは手軽に勉強に活用できますね!
紹介したアプリで、正しい発音を繰り返して練習し、間違った発音を覚えることなくネイティブと思われるほどのキレイな発音を目指しましょう!
また、韓国語での会話スキルを身につけたいのであれば、講師からしっかりと学ぶのもおすすめ!韓国語教室は1回のレッスンが500円程度で学べるところも多数あり、継続して通いやすいですよ!
その中でも日本最大級の韓国語教室「K Village」は、1レッスン550円とリーズナブルな価格でありながら、韓国人講師から生きた韓国語を学ぶことができます。「韓国語で会話できるようになりたい!」と考えている方は、無料体験レッスンに参加してみるのがおすすめです!
公式サイト:K Village
その他、韓国語が学べるアプリに関してまとめた記事はこちら!
教材で学習した方は以下がおすすめ!
発音学習を知りたい方は以下がおすすめ!
韓国語教室について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!