今回は、韓国語の固有数詞の覚え方を徹底解説していきます。
数字は、日にち、時間、お金、年齢、ものを数えるときなど日常生活の中でよく使いますよね。
韓国語でも数字を覚えておけば、会話や文章、旅行などの様々な場面で使うことができるので、数字は覚えておきたいところです。
しかし、韓国語の数字は「漢数詞」と「固有数詞」の2種類あります。そのため、韓国語学習者は数字に関して「なかなか覚えられない」「漢数字は覚えられたけど固有数詞が苦手」「漢数字と固有数詞の使い分けがいまいち理解できない」と苦労する方が非常に多いです。
まさに私もその一人で、特に「固有数詞」をマスターするのには時間がかかりましたし、現在に至っても間違えることが多々あります。数字に関しては慣れることが重要ですが、それでも完璧に覚えるのは難しいです。
そこで、今回の記事では数字の中でも難しいとされる「固有数詞」の覚え方を徹底解説していきます。韓国語初心者から長年勉強しても固有数詞が覚えられない方まで、きっと役に立つはずです。
ぜひ、最後まで読んで「固有数詞」をマスターしましょう。
目次
韓国語には2種類の数字がある【漢数詞・固有数詞】
韓国語の数字には、漢字の音読みにあたる「漢数詞」とハングルで独自に作られた「固有数詞」の2種類があります。
日本語と同じように、韓国語でも数字の、「いち、に、さん…」と数字を数えるときもあれば「ひとつ、ふたつ、みっつ…」と数えるときがあります。このように普段は意識してませんが、日本語では日常生活の中で自然と数字を使い分けてますよね。韓国語もそれは同じです。
しかし、韓国語になるとこの使い分けがとても難しく感じ、数字に関して苦労している方が非常に多いです。
漢数詞の「いち、に、さん…」で覚える方は、漢字由来なので比較的、日本人には覚えやすいですが、固有数詞の「ひとつ、ふたつ、みっつ…」は特に覚えるのに時間がかかるため、苦手な方は多いでしょう。
漢数詞と固有数詞の使い分けは慣れるしか方法はありません。数字は避けては通れない学習ですので、あきらめずに繰り返し練習することが大切です。
韓国語の固有数詞に関する基本知識
ここからは、固有数詞に関する基本の知識を解説していきます。
韓国語学習では、初級の初めに習いますが中級、上級になっても「固有数詞」に関しては苦手と感じている人が多くみられます。
なぜ、固有数詞は覚えにくいのかというと、漢数詞と比べ、助数詞による変形があったり、固有の単語があったりで複雑な上に発音変化も多く聞き取りも難しいからです。
しかし、固有数詞のポイントをつかんで練習すれば、漢数詞との使い分けもできるようになり、固有数詞を使いこなせるようになったりするでしょう。
では、具体的に「固有数詞はどんなものか」について解説していきますね。
- 固有数詞はどんな時に使うのか?
- 固有数詞はいくつまである?
- 助数詞が付くと一部の数字が変化する
1.固有数詞はどんな時に使うのか?
まず、固有数詞はどんな時に使えばいいのか?漢数詞とどう使い分ければ良いのか?詳しく説明します。
- 漢数詞は、日にち、値段、番号、何分何秒、パーセントなどを数えるときに使う。
- 固有数詞は、年齢、何時、回数、人数、〜個、〜杯、〜冊、〜匹、〜枚…などを数えるときに使う。
数える対象によって、使い分けを覚えるのが大変だと思います。しかし、残念ながらこれは覚えるしかないです。
覚え方のポイントとしては、「目に見えるものを数えるとき」は固有数詞を使うこと。年齢、時間、回数は目に見えないですが、「最初のうちは目に見えるもの=固有数詞」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
2.固有数詞はいくつまである?
次に、固有数詞はいくつまであるのかを解説します。
先ほどもお伝えしたように、固有数詞は日本語の「ひとつ、ふたつ、みっつ…」にあたります。「0」がなく、「1〜99」までです。100以上は漢数詞を使います。
- 1:하나
- 2:둘
- 3:셋
- 4:넷
- 5:다섯
- 6:여섯
- 7:일곱
- 8:여덟
- 9:아홉
- 10:열
- 20:스물
- 30:서른
- 40:마흔
- 50:쉰
- 60:예순
- 70:일흔
- 80:여든
- 90:아흔
11を作るときは、10の「열」+1 の「하나」=11「열하나」となり、35を作るときは、30の「서른」+5の「다섯」=35「서른다섯」となります。作り方は漢数詞と同じです。いろいろな数で作ってみましょう。
3.助数詞が付くと一部の数字が変化する
最後は、助数詞が付くと一部の数字が変化することについて説明します。
助数詞とは「〜個、〜回、〜人」などのことを指します。
助数詞が付くと「1:하나 2:둘 3:셋 4:넷 20:스물」の「1,2,3,4,20」だけ形が変わります。
- 1:하나は「한」
- 2:둘は「두」
- 3:셋は「세」
- 4:넷は「네」
- 20:스물は「스무」
上記のようになりますので、注意してくださいね。
韓国語・固有数詞の覚え方まとめ【3選】
ここまで、固有数詞の基本を解説してきました。固有数詞は複雑なところもあり、なかなか覚えにくいと思うでしょう。
漢数詞と固有数詞が混ざってしまったり、2桁いくと全然わからない…と悩む方のために、ここからは、固有数詞を覚えるおすすめの方法をまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
- 数字を使って文章を作ってみる
- 歌で覚える
- 何度も聞く
1.数字を使って文章を作ってみる
一つ目は、数字を使って文章を作ることです。
何度も言いますが、数字に関しては慣れることが重要です。
固有数詞は日常生活のあらゆる場面で使います。語学は自分に関することが記憶に定着しやすいので、「自分や家族の年齢」「毎日起きる時間」「一か月で本を何冊読む」「コーヒーを一日何杯飲む」など、数字を使って文章を作ってみてください。
パッと見た時計が何時かなどでも構いません。日常で固有数詞を使う場面はたくさんあるので、できるだけ書いたり読んだりしてみましょう。
始めのうちは漢数詞と固有数詞の使い分けに迷ってしまうかもしれません。しかし、間違って何回も見直しているうちに漢数詞と固有数詞の使い分けが分かってきます。ぜひ、日常生活や自分に関することで文章を作ってみましょう。
2.歌で覚える
二つ目は、歌で覚えることです。
日本でも子供が数字を覚えるための歌があるように、韓国でも子供が固有数詞を覚えるための可愛らしい歌がたくさんあります。
子供でも覚えやすく耳に残りやすい曲に合わせて、楽しみながら数字を覚えることができるでしょう。
YouTubeで検索するとたくさんあるので、ぜひお気に入りの歌を見つけて楽しく覚えてみてくださいね。
3.何度も聞く
三つ目は、何度も聞くことです。
韓国語は発音変化が多いので、書いて読むだけの勉強をしていても実際聞いた時に「全然聞き取れない…」ということがよくあります。数字だけを一生懸命覚えても、助数詞がついたりすると発音が変わってしまうものも多いからです。
固有数詞をある程度、頭に入れたらたくさん聞いてみてください。YouTubeでも固有数詞を聞き流しで聞ける動画もたくさんありますし、初級の音声付きテキストなどを活用して、ネイティブの音声を聞いてみるのがおすすめです。
数字はとにかく繰り返し聞いて声に出して練習することが上達の近道でしょう。
まとめ:固有数詞を覚えてもっと韓国語を楽しもう!
今回は、韓国語の固有数詞の覚え方を徹底解説しました。
数字は、初級の始めで勉強しますが、レベルが上がっても使い方に迷ってしまったり、なかなか覚えられない方がほとんどです。
私も固有数詞はずっと苦手でしたが、何度も間違いを確認しながら覚えていくうちに上手に使えるようになってきました。
コツコツ楽しみながら覚えていけば、必ず固有数字を使いこなせるようになります。
ぜひ、この記事を参考に自分に合った覚え方で固有数詞をマスターしてみてくださいね。
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