近年、韓国ブームということもあり、韓国に興味を持ち始めて語学留学を考えている人も増えてきました。また、距離的にも日本と近いこともあり、気軽に行けるイメージもありますよね!
韓国に留学してみたいけど「韓国語が全く話せない状態から韓国留学はできるの?」「韓国語初心者だから韓国留学を迷っている…」と留学に踏み出せない方も多いはず。
そんな方のために、韓国留学に役立つ最低限身に着けた方が良い基礎知識をはじめに初心者におすすめの学習法を紹介していきます。
韓国留学に挑戦してみたい方、韓国語の勉強を始めてみたけど学習法に悩んでいるという方は必見ですのでぜひ、最後まで読んでみて下さいね。
目次
韓国語が全く話せなくても韓国留学はできる?
韓国語初心者での留学は不安がいっぱいですよね。
韓国留学では、授業はすべて韓国語で行われます。そのため「韓国語が分からないのに授業についてけるかな?」「初心者で留学しても、上達はできるのかな?」「韓国語が分からないのに留学する意味はあるのか?」など、韓国語が話せないから韓国留学には行けないと諦めてしまう方も多いでしょう。
結論から申し上げますと、韓国語が全く話せなくても韓国の語学堂や語学学校なら留学することは可能です。
語学堂は大学の敷地内にある「大学付属の韓国語学校」のこと。語学学校は少人数制の学校で日本でいう塾・習い事のような「民間が運営する韓国語学校」になります。
ほとんどの語学堂や語学学校では、基本的にどのレベルのクラスでも韓国語だけで授業を進めて勉強をしますが「ハングルが読めない方」や「日常会話が分からない方」のために初心者クラスが用意されています。
レベルチェックテストをした後に同じレベルの人でクラス分けされるので、韓国語が話せなくても安心して授業を受けられますね。
そのため「韓国語が全く話せない初心者の方」は語学堂や語学学校に留学するのが良いでしょう。
韓国留学前に知っておいた方が良い基礎知識
韓国語初心者でも留学できることはご理解できたかと思いますが、少しでも韓国語や韓国という国の基本的な知識は身につけた方が安心。
何も知らないで留学に行くよりも事前に勉強しておく方が韓国語も上達しやすいものです。
では「最低限どんなことを勉強しておいたらいいの?」と思う方に向けて、ここからは韓国留学の前に知っておいた方が良い基礎知識を3つご紹介します。
- ハングルは読めるようにする
- 日常生活に必要な単語や簡単な挨拶を覚える
- 日本と韓国の文化の違いを理解する
1.ハングルは読めるようにする
超初心者であっても、留学先でハングル文字から学べますが、やはり留学前に最低限のハングルだけは読めるようにしておいた方がいいです。
日本語はあいうえお、英語はアルファベットをまず覚えることと同じで、韓国語を理解するにあたっては、まずハングルを覚えることが基本中の基本で最も重要。また、ハングルの読み方を事前に勉強しておけば韓国語の吸収が早く上達しやすいというメリットもあります。
基本となる一番肝心なハングル文字の知識をしっかり理解し、丁寧にインプットすることを心がけましょう。
2.日常生活に必要な単語や簡単な挨拶を覚える
ハングルを理解し、読めるようになったらテキストなどで日常会話に必要な簡単な単語に触れていきます。
基本的な日常会話、簡単な単語などは一般的な書籍の初級のテキストに載っているので、まるごと丸暗記して覚えるのがおすすめ。また、基本フレーズやあいさつ、自己紹介を覚えておけば留学先でもコミュニケーションが取りやすくなり印象がよくなります。
テキストだけでなく、最近ではYouTubeやインスタグラムなどでも簡単なフレーズを気軽に学ぶことができるので、そちらも参考にしてみるのも良いでしょう。
3.日本と韓国の文化の違いを理解する
日本と韓国は似ているものも多いですが文化的な観点から全く違うものもたくさんあります。
今回は特に覚えていただきたいのは食事のマナー。日本と韓国は”米”を主食とする国ですが食事に関する文化は違います。
ここで1つ例を挙げてみましょう
- 日本:茶碗を手で持って食べ、ご飯は箸で食べる。
- 韓国:茶碗を手に取らずテーブルに置いたまま顔の方に近づけて食べる。ご飯と汁物はスプーン、おかずは箸で食べる。
また、韓国は儒教文化の影響で年長者がまず優先という考えなので、ご飯は目上の人(年長者)からよそい、先に箸をつけるのを確認してから食事が始まります。食事が終わるときも年長者が先に席に立つのを確認してから終えるなどの日本では考えられないようなマナーが存在するのです。
ここでは食事のマナーを例に挙げましたが、他にも日本と韓国での文化やマナーの違いはあるので、事前にチェックしておくと韓国の生活で役に立つでしょう。
初心者におすすめ!韓国語を学ぶ3つの勉強方法
ここからは初心者におすすめの韓国語勉強方法を3つご紹介します。
これから勉強を始めてみたいと思う方、何から始めたら良いか悩んでる方はチェックしてみましょう。
- ハングル(反切表)を覚える
- 発音を練習する
- 文章やあいさつを丸ごと覚える
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
1.ハングル(反切表)を覚える
韓国語学習のまずはじめの一歩は、何といってもハングルの勉強から始まります。
ハングルの「母音」「子音」「パッチム」の構造と「発音」を覚えることが、韓国語の全てと言っても過言ではないくらいハングルの勉強は重要です。
ハングル文字を見ると難しそうに見えますが、実はアルファベットのように、母音にあたる記号と子音にあたる記号を組み合わせているだけ。難易度は高くないので韓国語初心者の方は、日本のあいうえお表にあたる「反切表」でハングルの読みを勉強するのがおすすめです。
日本語で言う「あいうえお一覧表」のようなもの。ハングルの母音や子音の組み合わせの一覧表になります。
この反切表は、以下のサイトから簡単にダウンロードできます。
公式サイト:コネルWEB
こちらのサイトの反切表はローマ字での発音やカタカナ読みでも載っているので初心者の方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
この機会に子供の頃にあいうえお一覧表で覚えたように、ハングル文字を反切表で覚えてみましょう。
2.発音を練習する
インプットをしたらアウトプットも重要になるので、ハングルの読み方を覚えた後は実際に声に出して読んでみましょう。
ハングルは母音と子音、合成母音の組み合わせで構成される表音文字なので、仕組みさえ理解すれば簡単に発音できるようになります。そのため、まず初心者は母音から練習することがおすすめです。
少し説明をすると、日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の5種類ですが、韓国語の母音は「ㅏ・ㅑ・ㅓ・ㅕ・ㅗ・ㅛ・ㅜ・ㅠ・ㅡ・ㅣ」の10種類。
音のない子音「ㅇ」と10種類の母音を組み合わせた「아・야・어・여・오・요・우・유・으・이」(カタカナではア・ヤ・オ・ヨ・オ・ヨ・ウ・ユ・ウ・イ)のこの発音を完璧にマスターすることが大切です。
カタカナを見ると、어・오が「オ」、여・요が「ヨ」、우・으が「ウ」と読みますがこの2つの発音は違うんです。日本語はオ、ヨ、ウは1つしか発音できませんが、韓国語は2つの発音があります。
まずはこの母音の発音の違いを、何回も聞いて理解することから始めてみて下さい。
その後に子音の平音(普通の発声)、激音(強く息を吐きだす発声)、濃音(のどを詰まらせて発声)を練習してくださいね。口の動かし方も意識して音読を行うと効率よく韓国語を習得することができます。音読とリスニングを繰り返し行いましょう。
3.文章やあいさつを丸ごと覚える
ハングルのしくみや読み方を覚えたら、次はハングルを使って簡単な文章や例文を覚えていきましょう。
あいさつやよく聞くフレーズなど使用頻度が高いものから丸ごと暗記するのがおすすめです。
丸暗記することで少しずつ韓国語の感覚をつかめるようになります。基本的なフレーズを丸暗記しておけば今後、中級、上級になっても単語を入れ替えるだけでいろいろな場面で使いまわしができ、実践的な韓国語にも大いに役立つでしょう。
まとめ:韓国語が全く話せなくても韓国に留学することは可能!
今回は、韓国語が話せない初心者でも留学できることをはじめ、最低限身に着けるべき基礎知識や初心者おすすめの学習法を解説してきました。
韓国語が全くできない状態での留学は不安や悩みが多いと思います。しかし、留学に行ってからしか学べないことは沢山ありますし、初心者の留学も必ず意味のあるものになるはずです。
この記事を読んで、留学前に自分で行えて学習をし、準備を進めた上で、韓国留学への一歩を踏み出してみましょう!
また、「韓国に興味を持ってこれから韓国語を勉強しようと思っている方」も初心者におすすめの勉強法を参考に、自分に合った勉強法を見つけて楽しみながら韓国語学習を始めてみてくださいね。
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